関西大倉中高 クラブもさせて国公立大合格実績も上昇させる

2013年8月3日

関西大倉中高の塾対象説明会にお邪魔させていただきました。

まずは入試結果からご紹介します。

今春の中学入試ですが、受験者数409名(昨年369名・一昨年230名)・入学者数136名(昨年119名・一昨年76名)となり。大幅な受験者及び入学者の増加となっています。

昨年2012年度よりこれまでの2回入試から1回増えた3回入試となっていますが、前2回分の入試での受験者数の過去3年分の推移は以下のようになります。

2013年度 369名
2012年度 311名
2011年度 230名

関西大倉中ではプレテストを実施されていますが、プレテストでB判定以上ある生徒であればどの日程でも100%合格しているのと、C判定あればA・B日程でなら75~86%の確率で合格している、というデータでした。

高校入試結果です。募集人数355名に対して、志願者数は1612名、受験者数は1612名という、非常に規模の大きい入試をされています。

コース別の入学者数内訳は以下の通りです。

S特進 36名(1クラス)
特進 168名(4クラス)
総合 195名(5クラス)
合計 399名

上記の10クラスに加えて、併設中学からの内部進学者が3クラスありますので、昨年度より2クラス減となってはいますものの、合計13クラスもの大所帯となります。

併願状況です。S特進と特進は、豊中高・茨木高・北野高、総合では池田高・春日丘高・北千里高・三島高といった所との併願が多いようです。

大学合格実績についてです。

今春卒業生の国公立大合格者数は177名(昨年143名)となりました。上記でご紹介しました併願先として名が挙がった公立高各校の国公立大合格者数と比較してみましょう。

北野高 279名
茨木高 235名
関西大倉高 177名
豊中高 149名
千里高 126名
春日丘高 101名
池田高 101名

北野高・茨木高の数にはまだ及んでいないものの、豊中高や春日丘高の上を行く合格者数となっています。併願公立高を考える際にはこういった部分も参考にしてみてはいかがでしょうか。

大学合格実績関連では、中高一貫生の実績の気になる所ですので、そちらについても詳しくご紹介します。

6年一貫生は今春102名(昨年105名)が卒業。その内、59名(昨年32名)が国公立大に合格しています。高校入学組も含めた国公立大合格者数は177名とご紹介しましたので、33.3%(昨年22.4%)を6年一貫生が占めていることになります。昨年度は1/4にも満たない割合だったのが、今年度はちょうど1/3のシェアとなっています。

6年一貫生の中で上位の子たちだけで構成される「六貫S」に関してですが、現役では京都大2(昨年1)・大阪大2(昨年3)・神戸大3(昨年1)・国公立大現役合計21(昨年11)という実績を出しています。また、私立大は関西学院大7(昨年9)・関西大3(昨年4)・同志社大9(昨年4)・立命館大1(昨年2)というのが現役の結果です。

一貫生と高校入学組の両方合わせた全校規模で国公立大合格実績が上昇していますが、これは勉強させるためにクラブ活動などを取り上げたりした結果ではなく、両方を追わせて出された結果となっている点を強調したいと思います。

関西大倉中高はクラブ活動を奨励しており、難関大合格者のクラブ加入率も高いものとなっているようです。クラブ活動を奨励している例の1つとして、「全コースで授業終了時間は同一とされている」ということがあります。「遅くまで授業が組まれててクラブに遅れて参加しないといけない」「そもそもクラブ活動の制限がある」ということを一部のコースで課している学校もありますが、関西大倉中高ではそのようなことは無いようです。クラブと勉強の両方を追い求めたい方には、もってこいの学校ですね。もちろん、上手い形での両立が前提とはなりますが・・・。

最後に、2014年度入試関連の情報です。

中学入試に関してですが、入試日程は1/18(土)AM・1/19(日)PM・1/20(月)PMの3回入試で決定されています。初日のみ3科4科選択制、以降2回は算国2科での入試となります。

願書受付に変更があります。これまではどの日程であっても統一解禁日前の出願締切となっていましたが、「A日程とB日程の受験の無い方に限り」という条件はつくものの、1/20(月)13~15時という、C日程入試の直前に願書を受け付けることになります。これは大変ありがたい措置です。

プレテストは11/17(日)実施予定となっています。

高校入試ですが、特に変更点等はないようです。