近畿大学附属中 2014年度に中学3学年すべてにiPadを導入

2013年8月20日

近畿大学附属中の塾対象説明会にお邪魔してきました。

近畿大への進学を目指すプログレスコースは「大学附属校」として、アドバンストと医薬の2つのコースは「進学校」としての、2つの顔を持つ学校であるのが近畿大学附属中の大きな特徴です。

プログレスとアドバンストに関する、過去3年間のコース別進学先(比率)は以下の通りとなっています。

 

国公立大

難関私立大

近畿大

その他

プログレス

1.0%

15.4%

66.6%

17.0%

アドバンスト

45.0%

27.0%

20.4%

7.6%

近畿大の進学が基本となるプログレスで難関私立大の進学がいますが、これは指定校推薦枠での進学となっています。

また、現中3の学年が大学進学を迎える年より、近畿大への内部進学基準が改められる予定になっているようですが、見直される基準の中にはこれまでの「国公立であっても他大学を受験する場合は近畿大の推薦は破棄する」という規定が「国公立大との併願に限り近畿大への権利を保有できる」形になる公算が高いとのことでした。

医薬コースは文字通り医療系大学・学部への進学を目指すコースとなっています。このコースからは医学科26.2%、歯学科に6.2%、薬学科に26.2%が進学しているなど、医歯薬だけで半数を超える(すべて3ヶ年平均)点についてが、医学や薬学の道を目指す方々には魅力的に映ると思います。

近畿大への推薦制度についてのお話の中で「近大薬学部の医薬コース特別枠(7名)が毎年余る」というのがありました。医学部医学科への進学を目指す生徒が多いからでしょうか、言葉は悪いかもしれませんが、意外と薬学が「穴場」になっているようです。

1年生から2年生に上がる際にコース替えをする生徒が多く、昨年入学者の中2進級時には142名中32名がコースを変えて進級しているようです。下でご初回している人数がコース変更が叶った生徒の数ということになりますが、中には、Pからいきなり医薬に2ランクアップした生徒が3名(昨年は2名)います。なお、コース査定となる成績は定期試験・実力テスト・アチーブメントテストの3つ合計4000点満点で、希望と成績によってコースが決められるとのことです。

P ⇒ A 22名
P ⇒ 医薬 3名
A ⇒ 医薬 7名

最後に、今春より併設の高校において「高校1年生全員にIpadを導入」「全教室wi-fi完備」と、ICT教育にかなり力を入れておられますが、タイトルにもあります通り、中学校に関しても全教室にプロジェクターを設置し、次年度には中学3学年すべてにiPadを導入する予定だそうです。期待しましょう。