京都女子中高 中学のコース名を「Ⅲ類」「Ⅱ類」へ

2013年8月31日

京都女子中高の塾対象説明会に行ってきました。

学校概要です。

中学校では2年前までは中3進学時にⅡ類・Ⅲ類としていたのを、現中1からは中2進級時から、来春入学者からは中1入学時に類型分けを行うことになります。

中高各コースの特長は以下の通りです。

Ⅲ類(中学からの入学生のみで構成)
・難関国公立大・医歯薬理系学部への進学を目標とし、難関大学への進学に対応できる先取り学習を行うなど、6年一貫教育を最大限に活かしたカリキュラムとしている。
・高校入学組の合流は一切ない、完全中高一貫のコース。
・中1・2では発展補習を、中3・高1・高2では学習合宿を実施。
・週2回の7限授業、放課後補習(学年によって週当たりの回数は異なる)、長期休暇中の発展補習等を実施。
・現高3の文系:理系は39:69、現高2は34:66となっている。理系が多いのは事実だが、文系もいることを強調していた。

Ⅱ類
・国公立大・難関私立大への進学を目指し、Ⅱ類独自のプロジェクト学習・行事を通して生徒自らの力で進路を切り開いていくための学力や人間性を育む。
・高2からは「Ⅰ類型(私大文系・指定校・京都女子大内部推薦を目指す)」「Ⅱ類型文系(国公立・私立文系)」「Ⅱ類型理系(国公立・私立理系に加え、私大理系指定校)」といった多様な進路選択が可能。
・条件によっては京都女子大の内部推薦を併願しながら国公立大も受験可能。
・指名補習、放課後の進学補習(高2は週2日、高3は週4日)、土曜日の通常授業等充実の学習。

ウィステリア
・京都女子大への内部進学を前提とした、10年一貫教育(中学入学生)・7年一貫教育(高校入学生)を行う。
・国際社会で活躍できる「京女人」を育成するが、そのために必要なものは受験勉強ではない勉強。
・高3で京都女子大の単位修得可能で、同大に入学後正式な単位として認定(多い子で4~8単位取得するそう)。
・第2外国語として独・仏・中・韓のすべてを一通り学習、大学の第2外国語履修に備える。

指定校推薦や併設の京都女子大への内部推薦についてです。文系の指定校推薦枠はⅠ類型が優先され、京都女子大内部推薦枠は ウィステリア(6ヶ年)>ウィステリア(3ヶ年)>Ⅰ類型 の順に優先順位がついているとのことでした。

2014年度入試内容です。

中学入試では、これまでのⅡSを「Ⅲ類」、ⅡLを「Ⅱ類」と名称を変更して募集されます。

日程の位置取り等は今春と変わらず。B午後入試はⅢ類のみの募集となる点も、今春と同じです。合格発表日がそれぞれ今春のものより1日早くなる上、HPにも速報を掲載することになります。

ウィステリアコース受験希望者は年内に「資格確認申請書」の提出が求められますが、その際に必要となる資料の一部として「その他の学習状況」の中に設けられている「模試偏差値」に、新たに京女オープン模試(プレテストのこと)の使用が可能となるそうです。

その京女オープン模試は、昨年は11月実施だった所を今年は10月26日に実施。同受験者数は過去3年600名を維持していたものの、昨年は600名を割り込み591名の受験者数となりました。A入試志願者の92%、B午前入試志願者の87%、B午後入試志願者の80%がオープン模試からの戻りとなっているなど、入試受験者のオープン模試受験率は高くなっています。なお、問題の難易度・傾向がA及びB午前入試とは大きく異なることもあり、オープン模試では昨年同様今年もB入試午後についての判定はない、とのことです。

高校入試では、推薦入試の作文を廃止し、面接実施形態をグループから個人に変更予定となっています。