大阪女学院中高 中学は国際特別入試を新設

2014年9月24日

大阪女学院中高の塾対象説明会に行ってまいりました。

タイトルにもありますとおり、国際特別入試を中学入試で新設されます。

国際理解教育を通して、国際社会における「共創社会の実現人」を作りたいという願いから、国際特別入試新設に踏み切られるとのことでした。英語教育は国際理解の1つのプロセスと考えておられるので、英語力や海外経験等を持った小学生に門戸を開いたものとなっています。しかし、詳しい出願資格は下に添付する要項をご参照頂きたいのですが、英語の資格や海外経験等が無くても事前エントリーで審査してもらえる方式も用意されている、というのが特徴です。

2014年度入試結果についてです。

中学入試では、前期A(専願型)受験者数211名(2013年度257名・2012年度318名・2011年度349名)ということで年々減少、前期B(併願型)110名(2013年度140名・2012年度166名・2011年度124名)と、2011⇒2012年度と増えたが、2年続けてダウンしています。

入学者の出身地域を見てみると、大阪市を除く大阪府下・兵庫県・奈良県からの入学者数が前年並みですが、地元である大阪市内からの入学者が89名⇒69名⇒60名と年々減っているのが気になります。

2012年度入試より導入している3科4科選択制についてです。今春は以下のような受験者の人数比率となっています(合格率は2013・2012年度のみ)。

2014年度
前期A 4科選択率74% 3科選択率26%
前期B 4科選択率80% 3科選択率20%

2013年度
前期A
4科選択率87% 224名中199名合格(合格率88.8%)
3科選択率13% 33名中28名合格(合格率84.8%)
前期B
4科選択率79% 111名中108名合格(合格率97.3%)
3科選択率21% 29名中27名合格(合格率93.1%)

2012年度
4科 273名中230名合格(合格率84.2%)
3科 51名中40名合格(合格率78.4%))

最後に、2015年度入試に向けた情報です。

国際特別入試に関して、入試制度面での補足をします。

初日午後実施となる「国際特別入試」は、専願20名募集となっています。単独のコースとしてクラス編成等されるものではないので、ご注意ください。

出願資格④の受験生は、日本人と外国人の2名による英語インタビューテストがあります(英検3級レベル)。①~③に相当するものと同じくらいのコミュニケーション力を見るものだそうですが、一人ひとりのテスト時間は長くとれないそうなので、あまり踏み込んだところまでは聞かれない可能性が高いと思ってもらっていいかもしれません。

また、国際特別入試は定員20名とされており、従来の入試に与える(特に難易度面での)影響についての心配がありますが、既存入試回に与える影響はあまりないと予想します。

国際特別入試における算国の出題予定内容についてご紹介します。次の通りです。

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