西大和学園中高 高校コース名を「東大・京大・国公医」に

2014年10月6日

西大和学園中高の塾対象説明会の様子をご紹介します。

教育内容についてです。

中学校では今春入学生より女子の募集を開始し、35名が入学されています。現中1より、高校進学時に高校からの入学生と混ぜずに運営する予定としておられるそうです。

現在、中学1年生は男女は別学で運営されており、予定では高1進級時にクラスが混ぜられるようです。新中1の学年では中3進級時に男女混合とする可能性もあるとのことでした。

こぼれ話として、男女別学とはいえ、男子に関しては「教室がきれいになった」「おとなしくなった」「廊下で転がっている生徒が減った」と、女子入学の影響が色濃く出ている様子をご紹介頂きました。

西大和学園中高では、正規の授業を圧縮することを2年前から取り組まれています。授業時間は60分から50分に短縮し、6限授業にすることで放課後の時間を増やしています。来年度高3生は5限まで減らすなど更に授業をカットする予定です。また、補習に頼っていた授業を、正規の授業で質の高いものを提供し、時間をかけて子どもたちに力をつけさせるところから脱却を図ることにも取り組まれています。質の高いものを提供して物理的な時間を生み、放課後は子どもたちが選択出来るようにしてあげる、ということが目的の施策です。

高校では2015年度より、コース名を「東大・京大・国公医」とされることになっています。これには、「こういった大学・進路を明確に希望している中3生に集まってほしい」という願いが込められているようです。

新コース体制下では、高2進級時に「東大クラス」「京大・国公医クラス」に分けられ、高3になると中学からの内部進学生とも混合のクラス編成とされます。

将来的には入試段階から「東大」「京大・国公医」に分けて募集をするという構想もあるそうです。こちらに関しても今後情報が入ることと思います。

2014年度入試結果です。

中学入試では、受験者数は男子1311名・女子214名となり、前年(男子のみ)の1231名から考えると男子だけでも大幅な増となりました。

結果、男子2.09倍・女子3.29倍となり、最終的な入学者数は男子199名・女子35名・合計234名(昨年入学者数217名)となりました。

2013年度入試までは65%の得点率が目安となっていましたが、今春は男子の受験者平均が約70%となっています。

今春の入試問題ですが、算数において、レベル設定自体は同等としていたにもかかわらず、平均が男女で大きく違っています(女子58.3%<男子72.4%)。これは、女子で出題された題材が比較的男子向けのものだったことが要因ではないか、分析されておられました。

2015年度入試に向けた情報です。

中学入試では大きな変更点はありません。合格発表は掲示+1/19月の17時からのweb発表、となっています。

高校入試は、上述の通りのコース名変更があるほか、募集定員が100名から90名へ減少しています。ただし、募集クラス数が2つであることは変わりはありません。

合格発表が2/8の13時からのweb発表へ移行されることになっています。