西京高等学校附属中 京都大合格者数が2013年度水準に

2015年5月26日

西京高等学校附属中の、受験生・保護者対象の説明会に行ってまいりました。

教育内容についてです。

6年一貫教育でもって、進取・敢為(あえて困難に挑戦する)・独創性にあふれた人材の育成を目指す教育を実践。「進取の気性に富んだ」という意味の「enterprising」を6年一貫教育の基本理念とし、大学を経てさらにはやがて未来社会のリーダーとなる有為の人材の育成を目指す学校となっています。

エンタープライジングA・Bという教科があるのが大きな特徴で、Aはリーダーの資質を養うような内容とされている「総合的な学習」、Bが中1では数学・中2は英数・中3は英国数それぞれに関してより発展的な学習を行う「独自の選択教科」とされています。

また、「サテライト学習」という、いわゆる補習のようなものも実施されておられます。以下3種類となっています。

①月1回、放課後の自学自習
②テスト前2日ほどの自学自習
③「サマーサテライト」という、夏休み中に各々の課題を克服するための補習的要素となるもの

大学合格実績についてです。今春の大学合格実績としては、国公立大222名(昨年188名)と大きく上昇しました。

現役の国公立大合格者数は157名で、2014年度129名・2013年度154名・2012年度142名となっており、昨年へこんだ実績も2013年度水準にまで回復しました。特に京都大29名(うち浪人16名)は昨年の16名から大きく上昇し、こちらも2013年度と同数にまで回復しています。

入試についてです。

例年、私立中学入試の統一解禁日に入試を実施されていますが、次年度の日程については現時点では未発表となっています。

午前中にⅠ~Ⅲの検査を終え、午後には面接が行われます。適性検査(試験)内容は以下の通りです。

適性をみる検査Ⅰ:あたえられた課題(長文)を理解し、自ら考えたことを文章で表現する力をみる

適性をみる検査Ⅱ:与えられた課題(図形や立体など)を理解し、論理的に思考・表現する力及び数理的に処理する力をみる

適性をみる検査Ⅲ:あたえられた課題(実験課題や地図・図表など)を理解し、自然や社会の事象を科学的に思考・表現する力をみる

面接:グループ、10分、志望動機やコミュニケーション能力をみる(今年は「絶滅危惧種を人間の手で保護する必要があるか?」、昨年は「観光地にゴミ箱は必要か」という問いに対し、自身の考えを理由とともに応えよ、というもの)

配点は非公表で、今年は適性検査だけならば55%あたりが合否ラインになっているようですが、面接・報告書との総合判定となっており、適性検査だけ出来れば良いというものではないとのことです。

 

関連記事:
西京高等学校附属中 適性をみる検査の合格ラインは?
西京高等学校附属中 6年間を貫くエンタープライズシップ

 

▼おすすめの教育イベントはこちら▼