洛北高等学校附属中 「入学させて良かった」95.0%

2015年6月10日

洛北高等学校附属中の生徒・保護者対象説明会の様子をお届けします。

2004年に附属中学が開校し、今年12期生が入学。6期生までが高校を卒業していることになります。その今春卒業生の大学合格実績が非常に良かったので、早速ご紹介を致します。

中高一貫生の今春の大学合格実績は、国公立大73名(東京大1名・京都大26名含む)。京都大26名のうち現役は15名(昨年は6名)。近年で最もよい合格実績となっています。また、私立大の雄である関関同立は109名(同志社大32名・立命館大45名含む)となっています。

この洛北高等学校附属中では、6年間を基礎期・充実期・発展期の3つの段階に分け、計画的・系統的・合理的な教育を展開されています。

主要5教科に関しては1学年80名を3つの講座に分け、26~7人の少人数授業を行うなどきめ細かくご対応されています。また、豊富な授業時間数(一般的な公立中よりも年間140時間も授業時間が多い)を計画的に活用し、高校学習内容を中学生段階から無理なく実施するようになっています。基礎期の段階から質の高い授業を展開し、充実期となる中学3年生を中心に高校の学習内容を履修するというカリキュラムになっています。

洛北高等学校附属中を語る上で欠かせないのが、同校は全国でも数少なく、京都府では唯一のSSH指定を受けている中学校であるという点で、「洛北サイエンス」の学習を中心に研究・実践を行っています。

理数系だけでなく、英語にもしっかりと注力されています。英検関連では、中学2年で3級、中学3年で準2級を取得することを目標として取り組んでおられますが、実際には中学校全体240名中で2級以上が16名、準2級以上が89名という取得状況になっています。

これらのような取り組みの結果、「入学させて良かった」と答えた在校生・保護者は95.0%に上る、との発表がありました。

入試関連の情報です。

適性検査Ⅰ~Ⅲ、面接、報告書の3つで選考されるのですが、特に注意が必要なのは、適性検査Ⅰ~Ⅲは「合計点」を見るのではなく、Ⅰ~Ⅲそれぞれで「適性がある」と判断されることが必要である、ということです。同じく、面接・報告書(評定)についても共に「適性がある」と判断されることが必要となっています。

ちなみに、面接は5~6名1グループで実施(2015年度入試実績)されているとのことです。

適性検査Ⅰ~Ⅲ、面接、報告書の全てにおいて「適性がある」と判断された者を対象に、報告書の評定以外の記載内容を総合的に判断して合格者の80名が決定されることになります。

さて、2016年度入試に向けて、すでに発表になっている「検査の概要」のうち、適性をみる検査Ⅰの一部、適性をみる検査Ⅱのすべて、において文言が今年度入試のものから変更されています。少し注意が必要かと思います。

 

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