関西大学北陽中高 関西大への内部進学は70%程度

2015年7月29日

関西大学北陽中高の塾対象説明会に行ってまいりました。

中学校に焦点を当ててご紹介を致します。

中学校は入学段階では単一コースで、高校進学時には全員特進コース(関大及び難関国公立大への進学が目標)となり、高1時は高校入学組とは別のクラス編成とされます。高2から中高一貫組と高校入学組が混成され、同時に文系・理系分け及び成績上位生のみ1クラス編成の「アドバンスクラス」が設定されることになっています。

中学1期生が現在高3となっており、関西大への内部進学及び外部大の合格実績に注目が集まるところです。

中学生のクラブの入部率は約86.7%、ということです。

気になる関西大への内部進学についての詳しい情報です。

関西大への内部進学に関する過去2年の詳細は以下の通りとなっています。

2015年度
卒業生274名中、関西大への内部進学は193名・70%。他2名が他入試で関西大へ進学した模様。

2014年度
217名が関西大へ進学。うち、213名(Ⅰ類88 / 113・Ⅱ類125 / 239)が内部進学で、AO及びSF入試で2名、一般入試での合格が2名。内部進学基準に満たない者が関西大の一般入試を受けて合格したのは初めて。

関西大の内部進学枠は高校募集定員の90%ほどの人数分用意されるそうです。3年間の実技も含む成績・生活状況と3年次実施分実力テスト3回の成績で判定され、条件をクリアすれば関西大への内部進学が可能です。

例年理系学部で内部進学枠が余っているようなお話も聞こえてきています。

関西大への内部進学は1月末に確定するなど「確実ではない」という事情もあって、年内の公募制推薦入試の受験を薦めているそうで、それが産近甲龍等の合格者数に現れている、という実情です。

2015年度の中学入試結果についてです。今春は1次で募集定員を80名⇒70名と減らし、同時に男女別の定員を廃止し一括募集とされた中での入試となりました。

2次A受験者の併願先は以下の通りだそうです。関一が圧倒的に多くなっていますが、2014年度入試より北陽が2次Aの開始を1時間遅らせる17時開始としたため、関一の面接が遅い組も併願が可能となっているためです。

関一131 同志社香里60 関大中等18 開明18 近大附属14 啓明11 立命館7 常翔学園7

今春入学者数は125名で、そのうち女子が49名と半分を大きく割り込んでいます。

2016年度入試に向けては特段の変更はありません。

 

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