同志社香里中 後期で大きく易化

2015年8月4日

同志社香里中の塾対象説明会に行ってまいりました。

2015年度入試結果についてです。

今春の入試日程は、前期1/17土・後期1/19月の2回とされ、募集定員は前期男女とも約95名・後期男女とも約25名で変わりはありませんでした。2013年度入試よりB入試(協定校入試)を廃止し、男女募集定員を50:50に変更してはや3回の入試を経たことになります。

前期は「4科必須受験し、4科で判定」としていたところ、2015年度入試より「4科受験⇒4科or算国理×1.25or算国社×1.25のいずれかで判定」とされています。これで、前期と後期が同一の判定方法となり、より分かりやすい入試となっています。

志願者数は次のような状況となりました。

前期 男女とも昨年とほぼ同数
後期 女子の志願者が大幅減かつ欠試者も昨年より多く、結果倍率が昨年2.5倍⇒今年1.8倍と易化

居住地ごとの志願状況は次の通りです。

大阪府
大幅減(特に寝屋川市と堺以南で大きく減り、反対に吹田・摂津・茨木・高槻は増加)

兵庫県・京都府
減少(京都は八幡・京田辺・木津川・相楽郡で後退)

男女別の併願先については次のような回答を得ているそう(同志社香里第一志望は除く)。

男子
同志社 関大一 関西学院 立命館 教育大系 高槻 洛星 清風南海 六甲
女子
同志社 同志社女子 立命館 関大一 関西学院 四天王寺 教育大系 開明 帝塚山学院 大阪桐蔭 京都女子

2016年度入試に向けては特段の変更はありません。

教科別出題・対策ポイントについても細かいお話を頂戴できました。

国語
説明文 前期2,000字程度・後期2,000字程度、小説 前期4,000字程度・後期4,000字程度
漢字 小学校で習う漢字のみで、出題数「書き取り8問」「読み5問」「選択肢問題2問」
言葉に関する問題は2014・2015年度は出題していないが、出題する年もある
前後期で難易度に差は設けず、奇をてらった問題ではなくオーソドックスなものを出題
機械的・表面的な読解力ではなく、文章内容の本質を理解する読解力を求める
漢字はトメハネハライ・字形のバランスを見るなど、丁寧かつ正確に書く力を重視(小学生が日常であまり使わない言葉で正答率に差がついた)

算数
前後期とも、計算問題が小問3問、数量についての問題が大問で3問、図形問題が大問で3問
(平面図形2問、立体図形1問)
2016年度入試でもほぼ同様の出題形式・問題量・難易度で出題
図形については大問3つのうち、1問は独立した小問を3~4問で構成する
平面図形と立体図形ともに出題する
1番では基本的な計算・分配法則や部分分数などの工夫を必要とする計算・還元算などを出題
中学入試における典型的な問題を中心に、やや難しい問題も出題(図形が多い)する
日頃からやや難しい問題を試行錯誤して正答を導く学習をしてほしい

社会
地理約30点・歴史約30点(江戸までと明治以降を半々で出題)・公民約20点という配分で、各分野とも教科書に出ている用語等を中心に出題し、時事も分野を問わず出題する
特別な指示のある場合を除き、漢字で書ける解答をかなで書いた場合は減点とするので、漢字で書ける問題はすべて漢字で書くように
教科書に記載されている基本的な問題が中心となって出題されている

理科
物理・化学・生物・地学の4分野を、毎年それぞれ大問2~3つで構成するなど、万遍なく出題
配点は各分野およそ20点ずつの80点満点
教科書に載っている基本的な実験や観察の内容、自然観察に基づく問題であったので、「教科書に載っている観察内容をしっかり理解しておく」ことが対策となる

 

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