関西大倉中 2016年度入試に向けて

2015年10月19日

関西大倉中高の塾対象説明会にお邪魔させていただきました。

今回は、2016年度の中学入試に関するお話に絞ってご紹介をしたく思います。

1/16土AM・1/17日PM・1/18月PMの3回入試で実施されることになっており、1/18月PMのC日程では当日出願を昨春より開始されています。「A日程とB日程の受験の無い方に限り」という条件はつくものの、1/18月の13~15時という、C日程入試の直前に願書を受け付けることになっています。また、出願用のバスも運行が予定されているとのことです。

入試科目についてですが、初日のみ3科4科選択制、以降2回は算国2科での実施となっています。

プレテストは11/15日に開催されますが、約2週間後の11/28土の説明会では、午後にプレテスト対応の入試対策会が開催されることになっています。

プレテストの判定と各日程の合否の相関に関してもお話がありました。昨年はB判定以上あれば100%近くで合格が可能であるのと、C判定あればどの日程でも70%前後の確率で合格しているとのデータがあります。

プレテストの結果によっては、当日試験で合否ライン上にいる際に限り優遇措置を講じて頂けるのですが、その他には「複数回受験者には有利な配慮(B・C日程にて)(受験料は入学手続充当)」「受験生の関係者に同校在籍生徒及び卒業生が居る場合(要届出)」の2種類で「優遇措置」を設けられることになっています。プレも含めた3種類のうち複数を組み合わせての優遇措置はせず、どれか1つだけを適用する、ということになっています。

2016年度入試における各教科の傾向と対策については以下の通りです。

国語
・説明文、物語文、知識問題の大問3題形式で、小問は30問程度。
・第一題「説明文」、第二題「物語」、第三題は漢字書き取り・読み・語句(慣用句)の意味などの知識問題。
・乱雑な字や読めない字は減点。漢字問題はトメ・ハネの部分も採点対象とする。
・説明問題には部分点がある。
・文末表現に注意すること(~だから、~のこと)

算数
・小問集合2題(ここで50~60点ある)、図形1題、文章題2題、推論1題の大問6つで変更なし。
・第1題が標準からやや複雑な計算問題。第2題は基本事項の確認問題。60点程度の配点になっている。ここの出来が合否を分ける。
・第3題から6題については、図形の面積や周囲の長さを求める問題、水量の問題、速さの問題、推論の問題を出題。
・記述の問題は途中までの部分点あり。解答だけでは0点の場合もあり。

理科
・大問6題で変更なし。小問は35問程度。
・物理と化学分野で4題、生物と地学分野で2題。
・物理・化学分野は計算問題に注意。
・生物・地学分野は知識問題が中心。正誤問題に注意。
・設問の要求通りに応じること。例えば「四捨五入する小数桁の誤り」「漢字指定の漢字誤りやひらがな書き」「記号の解答を求めているのに語句で記述」などは不正解とする。
・漢字指定が無い場合でも、漢字の誤りは不正解。

社会
・大問2問の構成は変更なく、長い説明(リード)文が出題された場合、正確にある程度のスピードで
読むことが必要になる。
・「環境問題をベースとした時事問題」「日本の歴史を中心にした問題」とも、地理的な内容も含んでの解答を求めている。
・時事問題に関しては、地図・図表・グラフなどが必ず出題。諸外国の話題にも関心を。
・正誤判定問題で逆の方を選択する場合があるので、注意。
・漢字指定ではひらがなは不正解。ただし、指定がなければひらがなでも可とする。