2018年度私立中学校入試(近畿圏)特集③

2018年1月17日

共学化した学校についても見てみましょう。

 

◆高槻中学校(A日程)出願者数 554名 (昨年比114.5%)

◆アサンプション国際(旧聖母被昇天)中学校(A午前)出願者数 26名 (昨年比113.0%)

◆香里ヌヴェール学院(旧大阪聖母女学院)中学校(A日程)出願者数 48名(昨年比129.7%)

 

いずれも共学化2年目ですが、周知期間が少なかった昨年よりいずれの学校も受験生を増やした形です。中学受験では志望校決定が5年生のうちに行われるケースも多いのが原因だともいえますが、やはり受験生が、学校説明会などで元気に学んでいる共学初年度生の姿を見て安心するというのも大きいと思います。男女で定員を分けている高槻中学校では、昨年に続いて今年も男子より女子の合格ラインが高くなっています。

 

入試日程が大きく変更された学校についてです

 

◆大阪桐蔭中学校(入試をすべて午後に設定)出願者数(前期)342名(昨年比289.8%)

◆明星中学校(3回目の入試を3日目午前から、2日目午前へ)出願者数(後期)392名(昨年比121.7%)

◆和歌山信愛中学校(解禁日5日目に実施していた入試を解禁日午後に設定)出願者数351名(昨年比118.2%)

 

その他、上宮学園(旧上宮)中学校も入試日程を大きく動かした上に適性検査型の入試も取り入れたために出願者数が9%ほど伸びた模様です。同じように激戦区である初日午後入試を導入した常翔学園中学校や京都学園中学校も志願者数を伸ばしていますが、午後入試を導入すれば志願者数が伸びるというものでもなく、むしろ減らしている学校も少なくありません。(続く)