大阪薫英女学院中高 来年度入試に向けて

2010年6月18日

大阪薫英女学院中高の塾対象説明会に参加してきました。

大阪薫英女学院中高 外観

かなり前のエントリーですが、「大阪薫英女学院中高 大阪高校女子駅伝4連覇!」でも大阪薫英女学院中高についてご紹介していますので、そちらも合わせてお読みください。

大阪薫英女学院中高 説明会の様子

例年は学校外の施設で行われる説明会ですが、今年はご覧のとおり学校で実施いただきました。説明会開始前に、中学1・2年生と高校3年生の授業を見学させてもらうことが出来るなど、学校の中を隅々拝見させてもらいました。

さて、今回の説明会は前述の授業見学に加えて在校生の英語劇、スピーチ、現在薫英で教育実習生として教壇に立つ同校卒業生のお話、というプログラムが中心で、とにかく「学校・生徒を見てもらおう!」という形のものでした。

そんな中でも、今年の入試結果や来年度入試に向けての情報がいくつかお教えいただいていますので、順番にご紹介したいと思います。

まずは中学校に関する情報です。

今年の大阪薫英女学院中はA・C日程では昨年並み、B日程については昨年の半分以下の受験者数となっており、全体としては受験者数が昨年よりも減ってしまいました。どうやら、大阪市や学校近辺の市以上に大阪府下及び兵庫県からの受験者が減っているのが大きく響いているようです。

来年度入試の日程についてですが、1/15(土)・16(日)は実施が決定しており、C日程を19(水)にするかどうかで現在検討されている模様です。その他は特に大きな変更点はありません。

中学校の入試イベント日程は以下の通りです。お見逃しなく(クリックすると拡大します)。

大阪薫英女学院中 入試イベント

高校入試についてもご紹介いたします。

2009年春、大幅なコース改編をおこない、これまでの薫英の特徴を踏襲した1年の留学を必須とする「国際科 SEコース」は残しつつも、長期の留学は課さないが英語能力の育成に特化した「普通科 英語進学コース」を立ち上げることで、「1年も留学するのはちょっと・・・」という層にも入学してもらおうとされました。しかし結果的には受験者数は伸びませんでした。今年はその巻き返しが期待されたのですが、結局それは叶わなかった形です。

やはり不況の影響でしょうか、留学に対する抵抗感が受験生の保護者にはどうやら強いようで、「1年間の海外留学が必須」というイメージがあまりにも強い薫英にとっては非常に厳しい状況をもたらしているようです。

来年度入試に関する情報です。

この2年間、英語進学コースは「留学ナシ」としていましたが、希望によりNZへの短期留学が出来るように配慮を開始されるそうです。

入試科目についても変更が生じています。国際科に課されていた「国際英語」が廃止となり、英語は「共通問題」のみとなります。その影響で、国際科と普通科英語進学コースでは傾斜配点が導入されることになります。以下の通りの配点です。

配点:国(100)数(100)英(200)社(50)理(50)
対象:国際科(SAコース、SEコース)、普通科(総合進学コース)

これで、5教科の入試問題は全科・コースで共通のものになります。

入試問題の話になりましたので、もう少しお伝えしますと、薫英では各受験教科で1つでも20点未満をとってしまうと「不合格」にする、ことを原則とされています。各教科とも20点を下回らないように注意!ただ、英国数主要3教科については基本問題60点・応用問題20点・発展問題20点という割合で問題が作られているので、それほど心配はないかな、とも思います。

回し合格についての注意点です。たくさんコースが設置されていますので、回し合格は第5希望まで申請可能ですが、普通科のコースを第1希望とした場合は国際科を第2希望以降に持っていくことはできません。ご注意ください。また、特定のコースのみを希望する「単願」はもちろん可能です。

高校の入試イベントについても日程をご紹介しておきます(クリックすると拡大します)。

大阪薫英女学院高 入試イベント