【スクープ】龍谷大学付属平安中学校 適性検査型入試を取りやめ

2021年4月20日

次年度募集に関するニュースが飛び込んできました。 京都の龍谷大学付属平安中学校が、適性検査型の入試を次年度から取りやめる、との事です。京都府立洛北中学校、京都市立西京中学校などの公立中高一貫受検者は、合科型(複数の科目が融合された問題)で記述力が要求される「適性検査」の対策は欠かせませんが、私立中学校を併願しようと思えば、それに加えて受験算数や受験国語の準備が必要になるはずです。 従って公立中高一貫校との併願受験者にとっては適性検査型を採用している私立中学校がありがたかったのですが、適性検査型の入試は作問も採点も、教科型の試験よりもはるかに大変だと思います。そこからの入学者数が限られるのであれば無理に続ける必要は無いとの判断だったのでしょう。

現時点で次年度の募集要項は発表されていませんが、昨年と同様なら、京都府下では京都光華・大谷・京都先端科学大学付属・京都橘・花園に適性検査型が残るはずですので、公立中高一貫校の併願者はそちらの情報に気を付けておいてください。 中学校入試は入試科目の選択や判定方式、日程が年々多様化し、学校側の負担も増加する一方ですが、あえて優先順位を付けて取捨選択した龍谷大学付属平安中学校の決断にも敬意を表したいと思います。