帝塚山学院中 2次入試の遅刻者対応

2010年12月24日

2011年度中学入試における最大の注目点は「大阪桐蔭中 統一解禁日の午後入試」であることはすでにご紹介しています。その上、大阪桐蔭中ではその午後入試で遅刻者用の入試時間割を設定され、また大きな話題となっています。当ブログでもこちらのエントリー「大阪桐蔭中 前期入試 遅刻しても大丈夫?」で詳しくご紹介しています。

その大阪桐蔭中の午後入試の話題で隠れてしまっている形ではありますが、実は帝塚山学院中が17日(月)の午後に行われる2次入試もひそかに話題となっています。こちらについては「2011年度近畿地区中学入試 入試日程一覧①」や「帝塚山学院中高 関学への内部進学状況が入試に与える影響」で詳しくご紹介しています。

それらのエントリーでも記載しましたが、この17日(月)は午前中に大谷中とプール学院中が入試を行っている日であり、帝塚山学院中がこの日の午後に入試を設定することで両校からの受験者獲得を狙っていることは、このブログをお読みの皆さまでしたら容易にご想像いただけるところでしょう。

入試要項発表以降、塾の先生方や受験生・保護者の方々から説明会やブースにおいてこの2次入試における遅刻時の対応について多数の質問を受けているそうです。ここまでは想像・想定の範囲内のお話なのですが、どうやらここへきて事態は思わぬ方向へ進展してきているようです。

その質問される方の中に、「神戸方面の学校を受けた後では2時に間に合わない」というものもどうやらちらほらと出てきているようなのです。

先般こちらのエントリー「2011年度近畿地区中学入試 入試日程一覧③」でご紹介した兵庫県の入試日程によりますと、兵庫県内の女子受験校の中で17日(月)に入試を行っている学校は女子校の5校と、非常に少なくなっています。その中で帝塚山学院中を併願先として考えそうな学校と言えば・・・

神戸女学院中

なのではないかと推測しています。

実際、今春新設された1次Bでは受験者が多く集まり、その受験生たちが初日(16日)にどういった学校を受験していたかを調査したところ、啓明学院・同志社国際・同志社香里とった大学附属校や甲南女子・武庫川女子大学附属・小林聖心女子学院といった神戸方面の女子校といったこれまでに無い併願先名が並び、帝塚山学院中の関係者を驚かせた、というエピソードがあります。

今春はそうそうたる学校が併願先として並びましたが、来春はとうとう神戸女学院中との併願も出るものと予想しています。

話を元に戻しますと、神戸女学院中のように帝塚山学院中から多少遠いところにある学校を受験した後でも間に合う時間割を、ということで、この度遅刻者向けの時間割を設定されました。

帝塚山学院中 2次入試遅刻者対応

赤字部分が遅刻者向け時間割となっています。また、面接については2教科・3教科の受験生は各学科試験終了後実施(保護者1名同伴)となり、1次Aあるいは1次Bですでに面接を受けた方は必要ありません、ということです。

ただし「事前(1/17(月)の試験開始まで)に連絡をした遅刻者に対して15時までの遅刻を認める」という点にご注意ください。