高槻中 入試回数増加へ

2011年8月9日

高槻中が2012年度入試から入試回数を1回増やし、合計3回の入試機会となることが判明しました。

詳しい入試要項は下の画像の通りです(画像をクリックすると拡大します)。

高槻中 2012年度入試要項

赤い字にしているところが今年度からの変更点となる部分です。ポイントをまとめますと・・・

①20日(金)の入試日が「後期」として追加された
②昨年は火曜日に実施されていた「後期」が「中期」と名称を変える
③その中期ではこれまでの算国A・B分けが無くなる代わりに理科が追加となる
④これまでの60分だった算国それぞれの試験時間が50分に短縮

といった所が大きな変更点となります。

20日(金)に後期として新たに入試機会を新設されたのが最も大きな変更点となりますが、この金曜日というのは京都の洛星中が毎年後期を実施している日となります。そこにあえて入試日を当てることで、大阪から京都への受験生の流れを食い止めることを狙っておられるのではないでしょうか。

また、その後期は「社会選択型」と「理科選択型」の2パターンから入試科目を選ぶ、という形になります。社会・理科は問わず3教科の力を見たい、ということなのでしょう。

その「3科の力を見たい」という学校側の思いが来年度の中期(今春までの後期)の入試科目変更にも表れています。といいますのは、後期においては今春まで算国2科での受験が可能だった所、2012年度からは理科が追加になっているからです。

高槻中の後期が2科に変更となった年、中学受験の世界では大きな話題となりました。それからまだ5年ほどしか経過していないにも関わらず3科に戻される、ということは、おそらく後期の2科導入はいろいろな面であまり良い成果が出ていない、という学校内での評価に至ったのではないでしょうか。

中期・後期を含めて全日程で最低でも3科が必要となることになりますが、入試機会が1回増える今回の変更は高槻中を熱望している受験生たちにとって朗報でしょう。最後まであきらめずに頑張ってほしいと思います。