【特待生候補に】金光大阪中学校 プレテスト【なれるかも?】

2023年8月30日 水曜日

大阪府北東部、高槻市の阪急上牧駅から徒歩4分の金光大阪中学校高等学校は、サッカーFIFAワールドカップカタール大会2022で日本代表となった守田英正(高槻九中出身)など、多くのプロアスリートを育ててきた学校ですが、進学校としての実績にも注目です。中学校から6年間学んだ生徒の半数以上は国公立や関関同立などの難関大に合格しており、昨年度は国立の医学部医学科への進学者もいたそうです。少人数制の手厚い指導の成果なのでしょう。

また、段階的な海外研修制度など国際・英語教育でも定評のある学校なのですが、ここ数年は英語のスピーチコンテスト出場や模擬国連などで本格的なグローバル教育で他校と渡り合う場面も増えてきたようです。

さて、こちらの中学校からプレテストのご案内が届きました。プレテストは3回用意されています。本番さながらの時間と問題傾向ですから、この学校を受験しようと考えている小学6年生は必ず受験して欲しいのですが、実は特待生の候補者もこのテストで判断しようということのようです。もちろん本番の入試で合格することが前提なのですが、このプレテストと本番の入試、合計6回の試験での最高得点を参考に、特待生候補を決めるようです。そうなれば受験機会が多いほうが有利に決まっていますので、早いうちからこのプレテストに参加したほうがお得ですよね。

お申し込みはお早めに。

【コロナ禍ですし】学習塾の中学入試当日の入試応援について【ご近所の目もありますし】

2022年12月21日 水曜日

12月1日のお願いが通じたのか、中学入試当日の学習塾の応援についていくつかの学校からお知らせが届きました。場所や動線に関して細かく指示していただいている学校もありましたが、対応はざっくり以下の3通りに分類できます。

①ご自由にどうぞ

関西大倉、清風、浪速 など

②人数制限有り

四天王寺(5名以内)、大阪女学院(3名以内)、開明(3名以内)、清教学園(2名以内)、香川誠陵(2名以内)、金蘭千里(最低限で)、大阪府立水都国際、咲くやこの花(適正な人数で)など

③今年もご遠慮願いたい

同志社、立命館、高槻 など

もちろん、今後のコロナだけでなく、インフルエンザなどの感染症の広がりによっては③に移行する学校も考えられます。特に指示をいただいていない学校でも、人数も絞り込んで、道に広がらないなど、ご近所にも一層の配慮が必要でしょう。ともかくスムーズに入試が行われることが最優先ですので、学校のご迷惑にならないように気を付けます。

【祝20周年】智辯学園奈良カレッジ 高校募集始めます【図書館も建築中】その2

2022年9月29日 木曜日

さて、現在20周年記念行事として図書館を建築中です。現在は基礎工事が始まっている状態だそうです。このエントリーで高槻中学校の図書館を「中高では関西最大規模」と以前紹介しました高槻中学校・高等学校に、お邪魔してきました(新しくできた施設編) « 学校選びの道しるべ|開成教育グループ 入試情報室 学校・入試情報ブログ (kaisei-group.co.jp)が、それよりも大きな規模になるらしく、そうなればここが関西最大、となりそうです。今の中3が入学したら高2の時に完成予定。このような素晴らしい環境は如何でしょうか。奈良県とはいえ、大阪教育大学のお隣ですから、大阪からでも通学圏内ですよ。

【校地移転も進学実績も】大阪青凌高等学校 入試説明会【大成功】

2022年9月16日 金曜日

人口急増期の1983年、茨木市学園町にあった浪商高校(今は大学と共に泉南郡熊取町に移転し、大阪体育大学浪商高等学校となっています)の分校として高槻に作られ、その2年後に独立し進学校として歩んできた大阪青凌中学校・高等学校のお話です。

図書館から淀川の眺めも気持ちよかった前島校舎も魅力的だったのですが、2020年に無事島本町の新校舎にお引越しが完了し、駅からの徒歩通学が可能となりました。それもあって受験生も集まっているのですが、在校生も新たな学習環境で元気が出たのでしょうか、進学実績が急伸しています。国公立は32名で、関関同立は過去最高の109名となっています。「学力も、人間力も」との方針の元、3コース制の授業はもちろん、朝と放課後の「マネジメントタイム」や会員制の自習室、卒業生チューターの配置、ICTの活用など、授業以外も含めて万全のフォロー体制で築き上げた成果でしょう。

10月末から12月にかけて高校の入試説明会が開催されます。自分の目でこの学校の魅力を確認してみましょう。

【大阪】高校別大学合格実績ランキング2022(その1)

2022年7月6日 水曜日

今年も毎日新聞社から「大学入試全記録」という本が出版されました。この本の数値はサンデー毎日、大学通信などが共同で調査し、4月頃の週刊誌に掲載された数値なのですが、元の数値は各大学が発表したものと、高校へのアンケートによる速報値との事で、各高校が最終集約した数値と一致しないケースも多いのですが、ひとまずこの数値が毎年同じ基準で作られているので、こちらでランキングを作ってみました。

まずは今年度の「東京大・京都大・大阪大・神戸大」の4大学合計の合格者数が30以上の22校です。ご覧のように大阪では北野高校がトップ。2位の天王寺高校も150ラインはキープです。以下、茨木、三国丘と府立が続きますが、この22位までにTOP10高がすべて入っているのには驚きです。私学も10校ランクインしています。

この22校を(2021年と2022年平均)÷(2018年から2020年の平均)という計算をして近年の伸び率で計算してみました。するとご覧のように順位が大きく変わります。附属池田の2018年のデータが欠損していますので、そこだけは2か年平均との比較になりますが、私立では高槻、清風南海、桃山学院の躍進が目につきます。(続く)

関西大学中等部・高等部 クラス編成

2022年5月24日 火曜日

6年前にこのエントリーで紹介させてもらった大阪府高槻市の「関西大学中等部・高等部」についてです。関西大学中等部・高等部にお邪魔してきました①(情報機器編) « 学校選びの道しるべ|開成教育グループ 入試情報室 学校・入試情報ブログ (kaisei-group.co.jp)この記事を書いた時には開校して7年目でしたので、今は開校から12年経過、つまり初等部1期生の1年生がこの春に大学に初めて入ったことになります。

さて、初等部から高等部まで12学年(お隣の関西大学社会安全学部と大学院まで含めると21学年)が共に学ぶキャンパスなのですが、それぞれの節目の入試で入学する人は、進級してくる生徒と同じクラス?コース分けはいつから?という疑問への答えとなる図が、学校から頂いたパンフレットに掲載されていたので紹介します。

中1では初等部からの進級者と中学募集の生徒が混ざり、そのまま中3まで、高1では同じように中等部からの進級者と高校募集の生徒が混ざり、進路希望に合わせて高2から2つの類に分かれるというわけです。

難関大学附属の高校から、他の難関大学への進学も増えてきており、附属校と進学校の垣根が低くなったといわれますが、この学校は最初から両方狙える設定ですので、「関西大学も良いなぁ、でも難関国立大も良いなぁ」という方にはお勧めとなっております。今年の大学進学実績など詳細については、7月16日のオープンスクールでお聞きください。

【4校集まるのは】北摂私立中学 合同相談会【昨年に続いて2回目】

2022年5月11日 水曜日

今週末に「北摂私立中学合同相談会」が開催されます。 かつては大阪府北部、茨木市にある追手門、関西大倉、高槻市にある大阪青凌の3校がJR高槻駅前で開催していた合同相談会ですが、昨年から薫英女学院も加わって茨木のイオンモールの1階で4校合同の形で開催されるようになりました。

校舎もコースも真新しい追手門学院、英検1級合格者をはじめ、英検取得で全国トップレベルの大阪薫英女学院、新校舎での多彩な学びの大阪青凌、こちらも新校舎が竣工した関西大倉、と話題の人気校4校合同でのブース形式での説明会です。

予約・申し込み不要となっております。保護者の皆様、お買い物もついでにできますので是非お越しください。

こちらは昨年7月に開催されたときの様子。人が映りこまないように終了間際に撮影したものです。早い時間帯には列ができていました。

大阪国際中学校高等学校の新校舎にお邪魔してきました②

2022年3月17日 木曜日

特別教室は平屋の別棟が点在している形になっています。音楽棟は2つの音楽室と準備室から成り、実験棟は物理、化学、生物の実験室と、各準備室といった配置です。校舎との間には屋根付きの通路があり、雨の日でも移動に支障が出ないようになっています。

物理教室です。ご覧のように木製のトラスが天井を支えています。木材のにおいが心地よいです。

化学実験室の中には化学の実験で有害なガスが発生する可能性があるときに使う「ドラフトチャンバー」という機器と、薬品を浴びてしまったときに使う非常用シャワーの設備がありました。併せて200万円超だと思われますが、ここまで備えている学校は少ないと思います。このこだわりは化学のすごい先生がいらっしゃるという事でしょう。帝国女子薬科専門学校(現大阪医科薬科大)の附属校だった歴史を感じる一幕でした(そういえば今、大阪医科薬科大と同じ法人の高槻中高の化学実験室には緊急シャワーは無かったような気が・・・)。

調理実習のための調理室にはガスコンロが設置されています。安全性や設置コスト、手入れを考えるとIHだと思いますが、中華や炙り料理を作るにはガスが必須ですので、そこにこだわったのでしょう。

炉を切った茶室にも転用できる和室が2間用意された「作法室」も別棟になっています。こういう伝統も大切にする姿勢が形になっているわけですね。(続く)

大阪府の公立高校改革は成功したのか(その2)

2021年9月30日 木曜日

関西の難関私大、「関関同立」の実績変化も見てみましょう。1位は難関10国立大でもランクインしていた春日丘高校。学区の統合により、TOP10高への流出が考えられそうなものですが、こちらの学力層も多く留まっていることがわかります。ちょっと、本題から外れますが、3位の大教大池田は国公立の実績は下がっていますが、関関同立は倍以上に増えています。9位の槻の木高校は島上高校と高槻南高校を統合し、島上高校の校地に19年前に生まれた学校ですが、そのリニューアルが成功した例だといえるでしょう。ここでも私立高校も負けていません。関関同立の実績も伸ばしてきている私立が4校ランクインしています。

ここでは学校名は出せませんが、逆に減っている学校のリストを作ってみると、英語に強いイメージの学校が目につきます。2001年当時は私立独自の英語教育、国際理解教育の充実が進学実績にも現れていました。今では英検の低年齢化や公立高校でも海外研修を取り入れるなど、相対的にその優位性が下がっているとも考えられますが、大学との協定があるなど一般入試まで頑張らなくても良いシステムが整備され、むしろ大学進学には強くなっている学校もある、という事は付け加えておきます。

このように見てくると、難関国立大に関しては、私立も頑張っています。関関同立に関しては戦い方が違うだけで、公立が優勢なわけではありませんよ、という事ではないでしょうか。というわけで、公立高校第一志望の受験生も、私立も含めて広い範囲から受験校を探してみましょう。

【大阪】関関同立合格実績ランキング【高校別】

2021年4月14日 水曜日

昨日に続いて、今度は関関同立でのランキングを作成してみました。同じく元資料はサンデー毎日4月18日号(4月6日発売)です。

まず、1位は安定の茨木高校。同志社大学、立命館大学で200件以上の合格数となっています。2位は東京阪神でも躍進していた三国丘。こちらは関西大学の合格数が昨年よりも50以上増加しています。3位は春日丘。茨木高校とJR茨木駅の反対側ですが、どちらも立命館大学OIC(大阪いばらきキャンパス)から徒歩圏内の学校ですが、2校とも立命館から200以上の合格となっています。4位は高津、こちらも三国丘と同じく関西大学で50名以上増加しています。5位は昨年から221名プラスの千里。伸び数では大阪最大です。関大プラス55、関学プラス45、立命館プラス108。いったい何が起こったのでしょうか。6位は昨年2位だった豊中。逆にこちらは、昨年よりも95もマイナスになっています。単なる集計の遅れなら良いのですが、上位5校がいずれも昨年よりも増やしている中で、ちょっと信じられないような結果です。7位の大手前も47名減となっています。

というわけで、今年12位までの学校に関してランキングの推移を作成して見ると、今年12位に顔を出している高槻以外は公立の戦い。しかも安定の茨木高校を除くと、東京阪神の推移と違って乱高下となっています。国公立をメインに考えていた受験生が、関関同立も複数回受験するなどの安全策を取ったのかもしれませんし、関西大学の日程増加の影響を受けたケースもあるでしょう。次年度はこのランキングがどのようになるのか、注目です。