京都産業大 就職率に差が出るキャリア系科目受講

2012年6月13日

京都産業大の高校・予備校対象説明会に行ってまいりました。

京都産業大

京都産業大と言えば「手厚い就職支援体制」と「高い就職率」で有名です。今春の就職率等のデータと、就職サポート体制についてまずはご紹介します。

今春の就職決定率は95.7%となりました。こちらのエントリー「大卒生就職内定率 昨年より上昇も・・・①」でもご紹介しましたとおり全体の就職決定率は93.6%ですから、約2ポイント上の就職決定率となっています。

ちなみに、過去の推移も合わせてご紹介をしますと、2009年度94.2%⇒2010年度94.5%となっており、年々上昇しています。

今春の卒業者数2630名全員を分母とする就職率になりますと73.0%。同じく過年度のからの推移を見ますと、2009年度70.1%⇒2010年度70.3%となっており、こちらも上昇中です。

求人企業数は5402社あったそうで、こちらも過年度からの推移を見ますと2009年度4345社⇒2010年度4402社となっており、特に今年は大幅に増えたことがわかります。

高い就職率や多くの企業からの求人があることをご紹介しましたが、そういった良い結果をもたらす要因となっているのが大学が開講している「キャリア教育に関する科目」や「豊富なインターンシップ」によって学生を鍛えている点があります。

京都産業大にはキャリア教育に関する科目が19科目あり、2011年度は2965名が受講したそうです。また、インターンシップ科目は6つあり、大学独自の国内インターンシップだけでなく、大学コンソーシアム京都が主催するものや大学独自の海外インターンシップもあるなど、豊富なメニューの中からいわゆる社会体験が出来る様になっています。

キャリア系科目の受講状況別の就職率(07~11年度卒業生)の統計によりますと、実践系の科目を受講した学生は98.0%の就職率である一方、全く何も受講しなかった学生の就職率は94.1%で、その差3.9%という大差がついたそうです。こういったデータからもわかるとおり、京都産業大で開講しているキャリア系の科目群は就職活動には欠かせないものとなっているようです。

では、2012年度入試結果について簡単にまとめます。公募推薦・一般・センター利用の3分類それぞれの志願者数・合格者数の集計を次の表にまとめました(画像をクリックすると拡大します)。

京都産業大 志願・合格者数と増減

公募推薦・一般・センター利用の3分類それぞれで志願者数が前年の約1割減っており、大学全体の志願者数集計においても1割減となっています。一方で、上記の3分類すべてで合格者数が昨年よりも多めに出ていることがわかります。合格者数は特に一般入試で大きく増やされて前年比8%の増となり、大学全体では前年比約6%増の合格者数が出ていることになります。

志願者が減っているのに合格者数が増えている、ということは、平たく言うと倍率が相当下がることになります。実際に大学全体の実質競争倍率が3.2倍となり、昨年の3.8倍から大きくダウンしています。

最後に、2013年度入試情報です。

申し訳ありませんが、続きは塾生限定ブログ「学校選びの道しるべ PREMIUM」でご紹介しています。開成教育グループの塾生・その保護者の皆さんは、開成NETにログインの上、当該ブログをご覧ください。