2013年3月16日(土)に開催されました、関西学院大のオープンキャンパスにお邪魔してきました。
関西学院大を代表する風景ですが、芝生の上にたくさんの人がいるのがわかりますでしょうか?この日は関西学院大学大学院の2012年度秋学期学位記授与式が行われており、式の終了後に記念撮影をする学生さんたちが多数集まっていました。
一般入試説明会の様子です。非常に多くの高校生・保護者が聞かれていました。
さて、今回のオープンキャンパスでは、2014年度より新導入が予定されている「グローバル入試」に関する説明も行われました。
関西学院大の「実践型“世界市民”育成プログラム」構想が2012年度文部科学省「グローバル人材育成推進事業(全学推進型)」に採択されたことを受け、同大の「世界市民の育成」を更に進めるべく、2014年度入試より「グローバル入試(仮称)」なるものが新導入予定となっています。
なお、以下の記載はあくまで「予定」であり、今後正式な発表に至るまでの間に変更が生じると思われますので、ご注意ください。
今回新たに設けられるこの入試では、以下のような高校生に受験してもらいたい、と想定されているそうです。
留学経験がある TOEICやTOEFLのスコアを持っている 模擬国連に出場した
英語エッセイコンテストで入賞した IBDPでフルディプロマを取得した
自然科学分野における国際交流経験がある 国際科学技術コンテストに出場した
以上のうちどれかに当てはまる受験生の方は、グローバル入試を検討してみてはいかがでしょうか?
グローバル入試で予定されているのは以下4種類の形態です。カッコ内は実施予定の学部となっています。
①英語能力・国際交流経験を有する者を対象とした入学試験(理工以外全て)
・英語による資格試験において一定以上のスコアを有する者
・高等学校入学後、180日以上連続して留学経験を有する者
・全日本高校模擬国連大会に出場した者
・英語弁論大会、英語エッセイコンテストなどの全国レベルの大会において入賞実績を有する者
②インターナショナル・バカロレア入学試験(理工以外全て)
・インターナショナル・バカロレアDP(ディプロマ・プログラム)のフルディプロマを取得済み(もしくは取得見込)の者
③国際貢献活動を志す者のための入学試験(理工以外全て)
・英語による資格試験において一定以上のスコアを有する者
・全日本高校模擬国連大会に出場した者
④グローバルサイエンティスト・エンジニア入学試験(理工のみ)
・インターナショナル・バカロレアDP(ディプロマ・プログラム)のフルディプロマを取得済み(もしくは取得見込)の者
・自然科学分野における国際交流経験がある者
・国際科学技術コンテスト(教科系)に出場した経験を持つ者
試験内容は以下の通りとなる予定のようです。
上記①~③:
第1次審査「日本語小論文(90分)」「英語題材論述方式(90分)」
第2次審査「面接」
⇒ 英語題材論述は「英文を読み日本語で論述する」形式となる予定
上記④:
第1次審査「英語・数学・理科(物化生から1科目)(各50分)」
⇒ 生物を選択できるのは数理科学科・生命科学科・情報科学科・人間システム工学科のみ
第2次審査「面接(口頭試問)」
「海外経験もないし、英語の資格も持ってないし、グローバル入試で受けずにAO入試で受けるから自分には関係ない」とお思いの受験生も多いかもしれませんが、実は、グローバル入試が新しく始まることを受けて、各学部ではAO入試の要項を見直しているそうです。特に、英語資格に関する扱いはもちろんですが、募集定員に関する部分で変更が生じる可能性も高いようです。
AO入試希望者にとっても目が離せない動向となりますので、6月発表のAO入試要項の隅々まで目を通す必要があります。
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