大阪薬科大 調査書の扱いが変更になる予定

2013年4月4日

大阪薬科大が2013年3月23日(土)に実施されましたオープンキャンパスにお邪魔してきました。

大阪薬科大を一言でご紹介しますと、創立110年もの歴史の中で長く薬学教育を行ってきた実績があり、信頼のおける薬剤師を育成し、医療機関や行政機関や製薬会社などで活躍する人材を輩出してきている、そんな大学です。

6年制となる薬学科(定員270名)と4年制の薬科学科(定員30名)の2学科構成となっていますが、入試段階では6年制・4年制を選ばずに入学でき、4回生進級時に選択が可能となっており、入学段階でのミスマッチが防げることになっています。これは私立大学薬学部では唯一大阪薬科大が持つシステムで、他大学に無い特徴の1つです。ちなみに、大阪薬科大の競合校である京都薬科大と神戸薬科大は6年制のみの設置であり、近畿大や武庫川女子大でも6年・4年併設ではあるものの、入試段階でどちらか一方の学科を選ぶ必要があります。

なお、6年制・4年制の選択は本人の意思を最大限に尊重されており、学科ごとの定員を極端に超過(あるいは定員割れ)してもかまわない、とおっしゃっておられました。

昨年の薬剤師国家試験は全国的に6年制課程生第1期生が受験を迎えていますが、大阪薬科大では98.2%の合格率(全国平均95.3%)になったそうです。

入試関連の話題に移ります。

大阪薬科大では入試を多様化することでより多くの受験機会を提供されておられます。選考に関しては学科試験中心の選抜方法だけでなく、評定平均値を取り入れる形態が多くなっている、というのが大きな特徴です。

各入試形態での募集定員は次の通りとなっています(2013年度入試ベース)。

指定校推薦40名 公募制推薦80名 一般入試Ⅰ70名 一般入試Ⅱ80名
センター利用20名 後期センター利用10名

上記の入試形態のうち、公募推薦・一般Ⅰ・後期センター利用においては調査書が点数化されることになっていますが、2014年度入試に向けて調査書の配点等については見直す方向で現在検討が行われているそうです。続報を待ちたいと思います。

高2生からの「新課程」に対応した入試に関する情報や、大阪薬科大の就職状況や他大学と異なる大きな特徴点についての情報も聞いてきています。

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