同志社女子大 全日空就職者の全員がCAで(11年度卒業生)

2013年4月2日

2013年3月24日(日)に行われた、同志社女子大のオープンキャンパスに行ってきました。

当日は今出川キャンパスと京田辺キャンパスの両方で開催されていましたが、今出川キャンパスの方にお邪魔をしてきています。なお、この日は京田辺・今出川両キャンパスあわせて980名が参加されたそうです。昨年同時期のオープンキャンパスでは京田辺・今出川両キャンパス合計で874名だったそうですから、昨年から1割強の参加者数増加となります。

今回は就職関連のお話を中心にご紹介します。と言っても、2013年3月卒業生のデータはまだ集計中とのことで、2012年3月卒業生のものを代わりにご紹介いただいています。

2012年3月卒業生の就職率は「94.2%」であったそうです。私立女子学生就職率91.7%、全国私立大の就職率92.9%、全国の国公・私立大就職率93.6%というデータが厚生労働省などから公表されていますので、それらと比較すると高い値であることがわかります。

同年度には5737件の求人が同志社女子大に送られてきたそうで、1名に対して4~5件の求人があったことになります。これは昨年比47%増となっているそうで、企業の採用意欲が高まっていることを示しているのでないかと思われます。

細かい数値のご紹介は割愛しますが、2011年度実績から2012年度実績で変化があった点は「医療福祉」と「小売」の占有率が高まったところにあるそうです。これは、薬学部6年制化1期生が2012年度に就職を迎え、病院に加えて、「小売」にカテゴライズされる薬局やドラッグストアへの就職が増えたためだそうです。

「採用人数の多い(複数名採用する)企業」として非常に多くの企業がご紹介されたのですが、そのうち、2011年度生は13名が採用されたという全日本空輸(株)に関してはその13名全員がキャビンアテンダントでの採用だった、という驚きの事実もお教え頂きました。

同志社女子大とANAグループのシンクタンクである株式会社ANA総合研究所は2007年に連携協力に関する包括協定を締結しておられます。ANAグループ各社のご協力で、ANAグループ各社の企業概要説明やホスピタリティに関する講義を受け、マナー講座などの実践を行い、実際の職場見学(宿泊を伴う)を通して、ホスピタリティに関する活きた知識を体験学習するという「ANAエアライン・ホテル体験とホスピタリティスキルセミナー」というものも開催されているようです。

こういった実地での学習に加えて、CAでの採用を目指す「エアライン業界対策講座」も学内で開講されている、というのもまた魅力です。

その他、民間企業就職者の過半数以上となる56.6%が大手企業(従業員500名以上)へ就職されていることもあり、同志社女子大学生の就職満足度は「98.2%」という、大変高い満足率になっているそうです。

CAを目指す皆さんだけでなく、大手企業への就職に関しても道を開いてくれる同志社女子大の就職状況です。