同志社女子大 2015年度に看護学部設置予定

2013年8月19日

同志社女子大の高校・予備校対象説明会にお邪魔してきました。

同志社女子大には現在5学部10学科があり、学生数6,500名、今出川と京田辺の2つのキャンパスを有する大学です。今出川Cを今年から5年かけて整備し、新校舎等を建設する予定。同じ敷地にある併設中高にも新校舎が完成する予定だそうです(2016年度完成という話があります)。

タイトルにもあります通り、同志社女子大が看護学部を設置する構想がある、という発表がありました。

薬学部と連携し、京都・奈良の地域医療の貢献するための人材を輩出するために、2015年に看護学部(仮称)を設置されます。定員は80名、京田辺Cに設置される予定です。

これ以外のことはまだ何も決まっていないようなので、続報はもうしばらく待ちましょう。

気になる就職状況について、かなり詳しくご説明いただきましたので、ここでもスペースを割いてご紹介致します。

2013年3月卒業生の就職決定率は96.0%です。過去からの推移も合わせてご紹介しますと・・・

2013年度 96.0%
2012年度 94.2%
2011年度 92.5%
2010年度 91.5%

となりました。純粋な就職率でいうと78.3%です、こちらも過去からの推移を合わせてご紹介しますと・・・

2013年度 78.3%
2012年度 75.6%
2011年度 70.1%
2010年度 66.3%

となっています。

企業規模別の内訳ですが・・・

巨大企業 14.2%
大企業A(従業員数1,000~4,999)26.6%
大企業B(従業員数999~500)10.9%

と、従業員数500名以上の大企業に半数以上が就職していることがわかります。

最も採用が多い企業は三菱東京UFJ銀行(23名)で、昨年も1番多かったようです。次いで三井住友銀行(12名)。やはり大企業に強いことがこの数値からもわかります。

学科別の就職決定率は以下の通りとなっています。

音楽学科 89.7%  情報メディア学科 95.6%  国際教養学科 98.8%
社会システム学科 97.4%  現代こども学科 99.0%  医療薬学科 100.0%
英語英文学科 94.8%  日本語日本文学科 94.8%  人間生活学科 94.4%
食物栄養学科食物科学専攻 93.9%  食物栄養学科管理栄養士専攻 92.9%

特に社会システム学科における「大企業就職率」「総合職での採用率」が高く、同じ食物栄養学科でも食物科学専攻は食品メーカーが多く、管理栄養士専攻は病院が多い、という特徴をお教え頂きました。

就職に向けた具体的な取り組みの1つとしてご紹介いただいたのが「就職塾」というものです。学内で2012年度より開設しているこの「就職塾」は2年次生を対象としており、開設初年度は課外の授業としていたそうですが、大好評のため2013年度より正課科目として開催されています。

ところで、今回の説明会で「しっかりと企業研究が行われているなぁ」と感じさせられたものに関しての写真を1枚、下でご紹介します。

今回の説明会終了後、学生さんに学内(今出川C)をご案内頂いたのですが、その際に見つけた貼り紙です。上記でご紹介した「就職塾」で扱われた講座?なのかどうかはわかりませんが、非常に具体的かつシビアな内容です。こういう生々しいものを見ると、同志社女子大の就職に対する取り組み姿勢、ひいては学生たちを思う気持ちがホンモノであると余計に感じました。

続いては2013年度入試結果です。

今春は全入試区分で志願者が8.0%増となりました。入試方式別に見ると、推薦S(公募)18.0%増、一般入試(前期)とセンター利用(前期)で5.1%増、一般入試(後期)とセンター利用(後期)が9.6%増と、すべての日程で増加しています。特に推薦S(公募)が過去最多の志願者数となっていますが、恐らくは「2次試験である面接試験を廃止したから」と思われます。

学科や系統別に志願状況を見てみます。まずは情報メディアと社会システムですが、昨年の低倍率(前者は推薦、後者は一般)を見て志願者が増えた様子です。医療薬はすべての入試方式で志願者数が増加しています。管理栄養士専攻は公募で20%以上の増加。食物科学専攻でもセンター後期を除くすべての方式で志願者増となっています。反対に、人間生活では志願者数が減っています。

2014年度入試に向けてですが、特に変更はありません。