関関同立 2014年度志望動向①(一般入試 編)

2013年12月3日

2014年度入試に向けた、関関同立の志望動向をご紹介します。

今回のデータは、河合塾の「第2回全統マーク模試」の結果を基に集計されたものとなります。

関関同立各大学の全体の志望動向と、学部別の志望動向を合わせて表にしたものが次の表になります。今回は一般入試に関して集計したものをご紹介しています(画像をクリックすると拡大します)。

私立大一般入試のみの全体動向ですが、全体指数は「98」となっております。また、センター利用型入試も含めた私立大全体の志願動向は「97」です。

以下、大学ごとに箇条書きでご紹介します。

関西学院大
・大学全体では指数96と、微減。
・大きく志望指数を下げているのが文と法で共に90。狙い目。
・人気を維持しているのが神・国際・総合政策・人間福祉の各学部で、特に人間福祉は昨年同時期の調査でも人気傾向だったので2年連続の高人気となっており、注意が必要か。
・全国的な「理高文低」の流れにもかかわらず理工が指数を落としている。関西大・同志社大・立命館大の理系学部は軒並み昨年同時期より人気を上げていることから、関西学院大の理工は狙い目となるだろう。

関西大
・大学全体では指数95と、微減。今春は志願者数が約7,000名の増、倍率も4.3倍⇒4.8倍と大きく上げており、今年の高3生から敬遠されている。よって志願者数の減少が見込まれるので、「狙い目」として考えられる。
・文系学部は商以外で昨年同時期から人気を下げており、特に法の人気凋落が著しい。
・理工系3学部はすべて昨年より志願者を集めており、特に環境都市工は2年続けて1割以上の志願者増となっており、難化が必至。

同志社大
・大学全体では指数99と、昨年とほぼ同じ人気傾向。
・同大の中でも特に高いレベルをキープしてきた心理がここへきて志望者数とレベルも大きく下げている。
・法と社会も人気を下げているが、特に法は志望者のレベルも下がっている様子。
・最も志願者の増加率が高いのが文化情報。例年は狙い目としてご紹介をしているが、今年度は少々しんどい戦いになるか?
・理工は昨年同時期と同規模で志願者を増加させている。注意。

立命館大
・大学全体で100という指数。他3大学と違い、人気傾向にある。
・大阪いばらきキャンパスに2015年度に移転予定としている政策科と経営は共に人気を下げている。大阪中・南部の受験生は1年だけ我慢すれば2回生からJR茨木駅前の新しいキャンパスで学べることもあり、オススメしたい。
・産業社会は一部の専攻や方式で随分手ごろなレベルとなっている所があり、入りやすさでいうとオススメできるところ。
・理系では情報理工が志望者を減らしている。レベル的にも狙いやすい位置にあることから、狙い目としたい。

センター利用型の志望動向についても同様のデータを作成しています。そちらについてはまた後日のエントリーで改めてご紹介します。