関関同立 2014年度志望動向②(センター利用 編)

2013年12月5日

2014年度入試に向けた、関関同立の志望動向をご紹介します。

今回のデータは、河合塾の「第2回全統マーク模試」の結果を基に集計されたものとなります。

関関同立各大学の全体の志望動向と、学部別の志望動向を合わせて表にしたものが次の表になります。前回はこちらのエントリー「関関同立 2014年度志望動向①(一般入試 編)」で一般入試に関して集計したものをご紹介しました。今回は、センター利用型入試の動向についてご紹介致します(画像をクリックすると拡大します)。

全国の私立大全体のセンター利用型の人気動向ですが、良いものとは言えません。指数で言うと「94」となっています。

これは、国公立大への進学志向が強く、国公立大を受験する生徒たちは私立大をあまり数多く受験しない傾向にある昨今なので、国公立大の併願者をセンター利用型で特に多く集める関関同立が「割を食っている」という状況です。

先のエントリー「関関同立 2014年度志望動向①(一般入試 編)」では「理高文低」の傾向が顕著であることがお分かり頂けたと思いますが、ことセンター利用型入試での人気動向では「理系も元気がない」という現状です。

これ以降は、私立大センター利用型の人気指数「94」を基準に考えて読み進めて頂くと、各大学・学部の動向が一層正確に把握出来ると思います。

以下、大学ごとに簡単に動向をご紹介します。

関西学院大
・大学全体では指数93で、人気は減少傾向。
・教育以外の全学部で指数が100以下となっているだけでなく、人間福祉が76となっているなど、狙い目が多い。
・教育は2年続けて人気が大幅に上がっている。要注意。
・一般入試の人気動向とは違い、理工はセンター利用型においては昨年並みの人気を維持している。注意。

関西大
・大学全体では指数92と、人気を落としている。
・学部別に見ても、軒並み昨年を割る人気動向となっている。ラインが下がると思われる所も多くある。
・そんな中でも人気を維持している化学生命・環境都市・総合情報の3学部は例年並みのラインを想定すべき。

同志社大
・大学全体の指数は98で、他3つの大学と比べて人気を維持している。
・大きく人気を落としているのが心理・法・政策といった所で、ラインのダウンも想定される。
・一般入試の集計では元気だった理工もセンター利用型ではそれほどの勢いはない。

立命館大
・大学全体の指数は90で、4大学で最も人気を落としているだけでなく、昨年同時期の人気高だったところから考えると激しい揺れ戻しとなっている。
・昨年同時期の志願者数を超えた人数を集めている所は全く無く、政策科・理工・映像がかろうじて踏ん張っている程度で、他はかなり大きなダウンとなっている所もある。

また後日のエントリーでは、関関同立全学部の最新模試偏差値一覧を順番にご紹介していく予定です。そちらもお楽しみに。