佛教大 2014年度公募推薦入試を終えて

2014年1月8日

佛教大が12月中~下旬に開催された「一般入試対策講座」にお邪魔をしてきました。

当日は各教科の対策講座の他に、一般入試に向けた入試概要説明、保護者向けの説明なども行われましたが、今回は先ごろ結果が判明しました公募推薦入試の結果についてご紹介したいと思います。

今年を含む過去4年分の公募推薦入試結果は以下のようになっています(画像をクリックすると拡大します)。

全体の倍率は4.85倍で、昨年の4.90倍とほぼ同じとなりました。

「倍率」の所で赤字で示されている部分がありますが、これは「前年よりも倍率が上がった所を指します。よって、2013と2014の両方で赤字になっている学科は「2年連続で倍率が上がった所」ということになりますが、それに該当する学科は次の通りです。

英米語学科 歴史文化学科 作業療法学科

特に作業療法学科はこちらのエントリー「佛教大 二条キャンパスにある保健医療技術学部」でご紹介しました通り、まだまだ大学に学部・学科として作業療法を設けている数が少なく、高度な教育を受けた学生を求める病院などの数と釣り合っていない、ということが理由で就職に関しては作業療法学科は非常に有利である、ということがあります。その辺りが受験生にも浸透し、年々志願者が増えているのではないでしょうか。

反対に、2013と2014の両方で黒字になっている所は「2年連続で倍率が下がった所」ということになり、難易度的に「狙い目」として挙げられる学科ということになるでしょうか。該当する学科としては・・・

教育学科 社会福祉学科 看護学科

となります。

教育学科については、昨年よりも志願者数が増えているのですが、それ以上の増え幅で合格者数が増えており、倍率の低下を招いています。周辺の私立大で教育系の学部・学科が増えてきているにもかかわらずこれだけの志願者数を集めているのは、さすがは老舗の佛教大の教育学科という感じがします。しかしながら、手続き段階でやはり周辺私立大へ合格者が流れてしまうことが懸念されるので、合格者数を多めに出している、ということではないでしょうか。

看護学科は初年度と比べて随分と落ち着いた志願者数になっては来ているものの、それでも今年は9倍になっています。以前として難易度が高い入試となっているので、注意しましょう。

佛教大の公募推薦入試結果を簡単にご紹介しました。