立命館大 志願・合格者数とも増加で倍率は若干減少

2014年8月19日

立命館大の高校・予備校対象説明会に行ってまいりました。

大学の概要です。

全国各地から受験生が集まる大学として有名ですが、全国:近畿比率は以下のように推移しています。

2014年度 52:48
2013年度 53:47
2012年度 54:46
2011年度 52:48

2015年にJR茨木駅前に新キャンパスを開設予定となっており、周辺の大学へ大きな影響を与えています。移転対象となる学部は衣笠Cから政策科学部、BKCから経営学部の2つです。また、他に心理系1学部を近々新設、将来的には国際系学部の新設も計画されています。

また、茨木Cは今後ビジネスと国際交流の拠点として機能させるそうです。その敷地の中には衣笠Cの広さに相当する場所が未使用で、今後まだまだ新しいことが出来る余地があることから、今後の動向にも大変注目が集まります。

2014年度入試結果です。トータル志願者数・合格者数は以下の通りに推移しています。

2014年度
志願者数86,935名(前年比105.2%)合格者数30,403名(前年比112.4%)倍率2.8倍

2013年度
志願者数82,637名(前年比97.1%)合格者数27,047名(前年比97.7%)倍率3.0倍

2012年度
志願者数85,138名(前年比112.5%)合格者数27,6 74名(前年比103.0%)倍率3.0倍

2011年度
志願者数75,683名(前年比97.3%)合格者数26,857名(前年比104.9%)倍率2.8倍

86,935名中、48,370名が2月入試での志願者数となっており、この数は2010年度から2014年度にかけて毎年増え続けています。

今春、センター利用型入試での志願者数が対前年比110.4%と、一般のそれが102.4%であるのに対し大きく伸ばしています。特にセンター後に締切を設定している後期(4教科)が前年比135.7%と大幅増となりました。センター試験の平均点アップが好影響となった様子です。

センター試験が易しくなっても、センター利用方式の一部でかなり低い合格ラインとなっている所が出ています。特に経済学部の2学科は5科・7科両方で60%台でラインが引かれているなど、リーズナブルなラインになっている様子です。

選択科目ですが、日本史が圧倒的に多い中、世界史と文系数学では後者の方が5年連続で多くなっています。

学部別の志願動向を見ますと、法学部が前年は対前年比104.3%と人気が回復したものの今春は前年比98.8%。国際関係が昨年は前年比71.4%と全国的な国際系人気の追い風の中2年連続増加がストップしましたが、今年は114.7%と回復。全国的な理系人気の中、理工学部が前年比108.1%も情報理工99.2%・生命科学部94.7%・薬90.1%と軒並み減少しています。

2015年度入試に向けてです。

薬学部に4年制の創薬科学科が新設されることになっています。

また、上記の通り茨木Cが完成することから、経営学部及び政策科学部の入学者は茨木Cで学ぶことになります。