関西学院大 2015年度入試に向けて

2014年11月21日

関西学院大の受験生・保護者対象説明会にお邪魔させて頂きました。

一般入試の制度等についてのポイントです。

文系学部において、全学日程と学部個別日程では入試の「時間割」が異なる点に注意が必要です。全学日程では国語と選択1科合計で135分ありますが、学部個別では2科通しで120分しかありません。単純に考えると学部個別で国語の解答時間が15分少なくなることになるのですが、出題傾向や問題量は「全学日程と同じ」です。時間割は次のようになっています。

全学日程 英語90分+国語75分+選択1科目(地歴・数学)60分
学部個別 英語90分+選択2科目(国語・地歴・数学)120分

なお、理系は両日程とも同一の時間割となっています(英語90分+選択1科(理科)75分+数学90分)。

英語と国語については、日程によってマークと記述の割合が異なる点に注意が必要です。具体的には次のような形になっています。

全学日程 英語・国語全問マーク 地歴公民全問マーク 数学・理科全問記述
学部個別日程 英語・国語70~80%がマーク、20~30%が記述 地歴公民全問マーク 数学・理科全問記述
関学独自方式 英語・国語80%がマーク、20%が記述 数学全問記述

一部例外は除き、各日程とも学部間で同じ問題が出題されますが、各日程で配点が異なります。

全学日程
文系学部 全学部同一配点
理工学部 数理科学科、先進エネルギーナノ工学科以外同一配点

学部個別日程
文系学部 学部により異なる
理工学部 学科により異なる

全学・学部個別・関学独自の3日程・方式がありますが、「どれが狙い目か」という質問をよく受けます。倍率上低めに出る傾向にあるのは「関学独自方式」だそうです。また、同方式は2/5実施で、同志社大の全学日程とわざとぶつけている様子です。よって、関西学院大を第一志望としている受験生だけでの戦いになるので、案外狙い目なのかもしれません。また、センター試験併用型であったりするなど入試科目にクセがあって敬遠されている傾向で、2015年度はセンター方式が全般的に敬遠されていることもあって、余計に狙い目になるのではないだろうか、と考えます。

関学独自方式の中には「関学英語併用型(英語重視型)」というものが国際学部でのみ実施されています。関学英語+センターリスニング(100点満点換算)でのみ判定されます。英語に絶対的な自信がある受験生は、ぜひチャレンジ下さい。

センター試験利用型入試は1月と3月の2回の出願期間があります。3月出願については国公立大前期の合否を確認後に出願が可能です。おおよそのラインは、文系学部5科78%程度・3科82~3%。理工学部でも7割後半といった所になっているそうです。

さて、今回の説明会では英語の出題傾向・対策法についても詳しくお話を伺うことが出来ました。具体的には次のような内容になります。

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