2015年度センター試験 予想平均点と難易度変化

2015年1月23日

去る1月17日(土)・18日(日)には大学入試センター試験が行われました。

気になる今年の各科目の平均点をご紹介します。大学入試センターが22日に「中間集計」として科目別の平均点を公開していますので、大手予備校それぞれの予想平均点と合わせてご紹介したいと思います(画像をクリックすると拡大します)。

※「中間集計」は1月22日に大学入試センター発表の「中間集計」の数値

昨年度は、その前年から平均点を上げた、あるいは昨年並みの難易度だった科目が多く、穏やかなセンター試験となりました。

新課程初年度のセンター試験として注目されていた今年度ですが、志願者数は2年連続の減少、559,132人でした。現役生は12,074人増加し、現役生の志願率は42.5%と過去最高となり、志願者数に占める現役生比率は81.4%となっています。一方で既卒生が13,186人減少しており、現役生中心の入試となっています。

予想平均点を科目別にみると、一昨年・昨年と連続して平均点を下げ続けてきた国語が、今年平均点を大幅にアップさせているのが大きな特徴です。

一方で、倫理政経・地理B・数学ⅡB・化学・地学で平均点が大きくダウンしています。数ⅡBに加え、特に理系受験生が多く受験しているであろう地理と化学での大きな平均点ダウンは、理系受験生にとって大打撃となっているようです。

事実、5教科900点集計の予想平均点ですが、河合塾によると「文系が540点(得点率60%)、理系が563点(得点率63%)」となっており、前年比で文系+8点、理系-5点とされており、文系は平均点アップ、理系は平均点ダウンの予想となっています。

この状況は、理系受験生の今後の受験校選びに大きな影を落とすことになることでしょう。

出願先選びは慎重を要する所となりそうですので、センターリサーチ結果は十二分に分析の上、自分の立ち位置や各大学のラインを冷静に分析して、後悔しない受験校選択となるよう、出願先の検討をするようにしてください。

後日、このブログで「学部・系統別の人気動向」についてご紹介したいと思います。お見逃しなく!

同時に、気持ちが後ろ向きになっている受験生の皆さんは、一刻も早く気持ちを前向きに戻すことが大切です。限られた時間だからこそ、早く気持ちを前向きに切り替えて「再び走りだす」ことが出来た人が合格に近づくのではないでしょうか。

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