大和大 2015年度第5回一般入試(一般後期)に向けて

2015年3月3日

大和大が2015年2月28日(土)に開催をされました、第5回一般入試に向けた説明会の様子をご紹介致します。

2015年度入試における、これまでの動向についてです。

昨年は第2回入試で多目に合格を出し、しかも合格者の手続率も高かったこともあって、第5回(3月実施のいわゆる一般後期)一般入試では合格を絞らざるを得なかった、という事情があり、結果として高い倍率・合格最低点となりました。しかし、これまでの所今年度はそういったこともなく、第5回一般入試でも定員幅は残っている、とのお話がありました。

昨年ほどの高倍率・高い合格最低点にはならないのではないか、という見立てが出来ます。

ただし、「定員を埋める入試はしていない」とのことで、一定のライン以下であれば「定員を満たさない」という予測が成り立つ条件下であったとしても不合格とする、という宣言をされています。

さて、今年度入試における各回の「中央値補正後」の合格最低ラインは以下の通りとなっています。昨年の第5回結果も合わせてご紹介を致します。

初等幼児教育
第1回58% 第2回57% 第3回56% 第4回55% 昨年第5回65%

初等幼児教育英語
第1回63% 第2回58% 第3回60% 第4回55% 昨年第5回 実施なし

国語教育
第1回58% 第2回59% 第3回58% 第4回58% 昨年第5回68%

数学教育
第1回59% 第2回61% 第3回58% 第4回62% 昨年第5回68%

英語教育
第1回61% 第2回58% 第3回58% 第4回56% 昨年第5回68%

看護
第1回56% 第2回57% 第3回53% 第4回55% 昨年第5回68%

理学療法
第1回55% 第2回57% 第3回57% 第4回56% 昨年第5回63%

作業療法
第1回52% 第2回60% 第3回51% 第4回52% 昨年第5回58%

言語聴覚
第1回58% 第2回60% 第3回55% 第4回54% 昨年第5回58%

第5回は2科で受験が可能なので、ぜひともチャレンジしてほしいと思います。

続いて、英語に関する情報です。

昨年12月にご紹介をしましたこちらのエントリー「大和大 一般入試英語で出題方針に変更あり」で記載をしました通り、「2014年度入試を振り返って、問題が易しすぎたとの反省がある」とのお話があり、英語においては2015年度入試で次のような変更がされています。

①マーク試験に発音・アクセント問題を追加する
⇒ 昨春のマーク試験は大問5つだったが、今年度は7つになっている

②記述試験の記述量を大幅に増加する
⇒ 昨春の英作文問題は「並び替え」「部分英作」だったところ、今年度は「与えられたテーマで100語程度の英作文」へと変更され、一部日程では和文英訳問題が新たに出される

マーク問題の対策・解答ポイントは以下の通りとなります。

・大問1~4は知識問題で、時間をかけずさっと終わらせること
・文法問題では、昨年は基本事項を1つだけ聞いていたものが、今年は1問の中で基本事項を組み合わせて出題しているなど、難化している
・大問4の会話問題は「電話での表現」が頻出
・大問5は200語程度のセンターレベル中文読解問題で、文脈の中での語彙の意味や内容把握が出題され、1問の配点が高いので落とすと命取りになる
・大問6の整序問題は一番差がつきやすい所となっているものの、昨年度の問題よりは易化している

続いて、記述問題の対策については以下の通りです。

・同じ文章を4回は読んで内容を掴んでから、解答を作成してほしい
・英作では、難しい表現を使っても高得点を与えるわけでないので、簡単な表現で作文するべき
・字もきれいに書き、印象の良い答案作成を心がけよう
・全受験者の答案をざっと見てレベルを見定め、採点基準を設定している様子

大和大の第5回一般入試は3月6日(金)までの出願受付、試験日は3月11日(水)となっています。

 

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