同志社女子大 2015/3/22日 オープンキャンパスの様子

2015年4月3日

同志社女子大が2015年3月22日(日)に開催されたオープンキャンパスに行ってまいりました。

同日は、今出川Cと京田辺Cの2ヶ所同時開催ということでしたが、看護学部が新設されることを受けて新しい校舎が出来ている、とのお話でしたので、京田辺Cの方にお邪魔をさせて頂きました。

上の写真が看護学部棟です。当日は棟内の見学ツアーも催されていましたが、時間の都合で参加出来ませんでした。またの機会に新校舎の中身はご紹介出したい、と思っています。

看護学部の新設が話題となっている同志社女子大ですが、他の大学と違っているのは「となりに薬学部がある」という点ではないでしょうか。

薬学部と連携し、京都・奈良の地域医療の貢献するための人材を輩出する、という目的で看護学部を設置されており、薬学科棟の隣に看護学部棟を新設しているほどです。今後、薬学部とのコラボレーションが様々展開される予定になっているとのことで詳しいご説明もありました。

看護師国家試験受験資格だけでなく、保健師国家試験受験資格及び養護教諭一種免許状も取得可能。保健師については10名限定で、成績・人物・やる気等で選考が行われるようです。

上の写真は、看護学部説明・模擬講義の会場で展示されていた、実習時に着用するユニフォームです。

さて、2015年度入試結果について簡単にご紹介します。

総志願者数は14,698名で、前年14,736名とほぼ同じ数。看護学部新設もあってこの志願者数なので、看護学部分を除いた純粋な昨年対比でみると「減」ということになります。看護学部の志願者を除いた志願者数をみると、減少率は10%となっています。

入試区分別の総志願者数・実志願者数は次の通りです。

公募推薦
2015年度 総3,755名・実2,046名
2014年度 総3,526名・実1,915名
2013年度 総3,472名・実1,896名

一般前期
2015年度 総6,979名・実3,852名
2014年度 総6,539名・実3,697名
2013年度 総6,494名・実3,628名

一般後期
2015年度 総1,565名・実865名
2014年度 総1,625名・実901名
2013年度 総1,618名・実909名

公募推薦と一般前期で志願者数が伸び、一般後期では60名の微減で済んでいるが総志願者数は250名の増に留まっていることから、今回ここではご紹介をしていないセンター利用型で大きな減となっていることになります。

最近の受験生の動向として、公募推薦において不合格にした受験生で「このぐらいの点なら一般で通ってくるだろうな」という層の一般での受験率が近年下がってきているそうです。「進路の早期決定志向」がこういった所にも如実に現れています。

さて、大きく公募推薦における管理栄養士専攻において大きな志願者の減となっています。これは、前年の「化学Ⅰか生物Ⅰ」から「化学基礎・化学と生物基礎・生物」になり、文系受験者にとって負担が大きくなったことによる回避、によるものと大学の皆さんは分析をされています。

2016年度入試に向けた情報です。細かい変更が少し出ています。

・推薦Sにおいて、音楽学科音楽文化専攻・情報メディア学科・国際教養学科・社会システム学科・現代こども学科・英語英文学科・人間生活学科の適性検査科目に「数学(ⅠA)」を導入し、「英語+国語or数学」と変更する。
・音楽学科演奏専攻と音楽文化専攻において「推薦M」「推薦C」「一般前期」「一般後期」での実技系の科目設定と配点が大きく変更になる。また、演奏専攻ではAO入試を開始する。
・今春より開設となった看護学部では、2016年度入試よりセンター利用型入試が新導入となる。

春の暖かな気候の中で行われた、同志社女子大オープンキャンパスの様子をご紹介しました。

 

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