神戸学院大 栄養学部を改組し2専攻を設置

2015年6月11日

神戸学院大の高校予備校対象説明会にお邪魔させて頂きました。

神戸学院大は2014年には「現代社会学部」、2015年に「グローバル・コミュニケーション学部」を新設したのに続き、2016年は栄養学部を改組することが予定されています。

同大は1966年に栄養系の単科大学としてスタートしており、これまで約4,000名の管理栄養士、約800名の臨床検査技師などを輩出しているなど、栄養学の老舗大学です。

これまでは栄養学科1学科95名としていた募集を、「管理栄養士専攻(95名)」「生命栄養学専攻(65名)」に分けて募集を行います。生命栄養学専攻では「臨床検査技師」の養成を主目的とされるとのことです。

今春の管理栄養士ならびに臨床検査技師の合格状況は以下の通りで、両資格の養成教育には定評があることがはっきりしています。

管理栄養士:合格率97.8%(87 / 89)←全国合格率55.7%
臨床検査技師:合格率85.7%(24 / 28)←全国合格率82.1%

今回2専攻に分けることに加え、管理栄養士専攻では授業料・施設設備費従来の140万円から120万円へ減額となることも発表になりました。

2015年度入試結果についてです。学部単位の過去5年間の志願者数の増減は次の表の通りです(画像をクリックすると拡大します)。

志願者数は18,626名で、昨年17,516名から約1,000名増。新設であるグローバル・コミュニケーション学部の志願者数を除いてカウントしても約300名の増となっており、勢いは持続しています。特に昨年は薬学部の志願者数が前年から約2,000名増えたにもかかわらず、今年も敬遠傾向にならずに人気を維持しています。

総志願者数18,626名に対する実志願者数は7,909名で、昨年の7,719名から190名・2.5%増となっており、こちらも順調に増加しています。

入試種別では、センター利用型で18.9%減となっている以外、公募推薦・一般A~Cの全てで増加。特に昨年も26.6%増だった一般Bが今年も20.6%増で、ものすごい勢いで増加しています。

2016年度入試に向けた情報です。

神戸学院大ではネット出願を実施されており、ネット割として1出願につき5,000円の割引があります。また、2015年度より、公募制推薦及び一般入試(A・B)において、同一入試種別内で2日間とも出願した場合は10,000円の割引とされています。上記のネット割との併用が可能です。

2016年度入試における主な変更点は以下の通りです。以下の他にも多数変更点があります。

①一般入試A日程・B日程・C日程をそれぞれ一般前期・中期・後期へと名称変更。センター利用型も同様に名称を変更。
②一般前期においては、文系学科最大8学科を併願できる併願制度を開始。
③一般中期・後期では一部学部のみ実施だった「高得点科目重視型」を全学部へ広げる。

 

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