大阪樟蔭女子大 キャンパス統合・新校舎で人気大幅増

2015年7月1日

大阪樟蔭女子大の高校予備校対象説明会にお邪魔をさせて頂きました。

大阪府下初の女子大として開学し、現在では3学部7学科を擁する大学です。今春より関谷キャンパスから小阪キャンパスへ学部を移転させ、キャンパス統合を果たしています。同時に、移動してきた健康栄養学部には新棟が用意され、最新の設備の下で学ぶことが可能となっています。

学部・学科構成は次の通りです。学芸学部は複数学科を持ちますが、他2学部はコースや専攻で分かれています。ただし、学芸学部内各学科(化粧ファッション学科除く)に関しても2年次や3年次にコース選択するようになっています。

学芸学部
国文学科・心理学科・化粧ファッション学科(現 被服学科)・国際英語学科・ライフプランニング学科

児童学部
児童学科(子ども芸術表現コース・子ども心理教育コース・臨床保育福祉コース・教科教育コース)

健康栄養学部
健康栄養学科(管理栄養士専攻・食物栄養専攻)

健康栄養学科 管理栄養士専攻では管理栄養士国家試験合格率が2年連続100%を達成し、4年間で平均98.6%と安定した合格実績となっています。

児童学科では5年間で300名以上がトリプルライセンスを取得するなど、西日本で最も伝統と実績がある児童系学科となっています。

大学全体の取り組みとしては、「専任教員1名に対して学生6.7人」「アドバイザー制度」「オフィスアワー制度」といった、徹底した少人数教育の実践により学生と教員がコミュニケーションを図りながら学べる環境を確保している、という点が魅力です。

2015年度入試結果です。

志願者数が大幅増となりました。キャンパス統合と新校舎による効果であろうと推測します。

AO入試は対前年比128%で、特に児童・被服で増加。推薦A スタンダード型だけを見ても対前年比145.5%と大幅増となり、特に志願者のうち70%(管理栄養士専攻は75%)が高得点型と併願しているようです。

管理栄養士専攻では推薦入試においては歩留り率が大幅に上昇するなど、第一志望者が増えた様子です。

そして一般入試でも125.3%と志願増となりました。

管理栄養士専攻センター利用型3科では合格ラインに届かない出願ばかりだったので、合格を出していないそうです(想定では70%がラインだったとのこと)。

2016年度入試についてです。

全入試でネット出願が可能に。ネット割は行わないものの、検定料自体を35,000円から30,000円下げ、2回目以降も10,000円とするなど、複数受験も受けやすくなっています。

1回の出願で第3志望までの出願が可能で、入学検定料は1回分で可能となっているのも特徴です。