関関同立・産近甲龍 推薦・一般入試 入学者比率

2010年12月16日

大学受験生の皆さんにおかれましては、私立大の公募推薦入試の合格発表も終わり、一般入試に向けて準備をしていることでしょう。皆さん、公募推薦入試の結果はいかがでしたでしょうか?開成教育グループの各教室でも悲喜こもごも、いろいろなドラマが生まれたようです。

今回の公募推薦入試で良い結果が出た方も、反対にそうでなかった受験生も、来る一般入試に向けてもう一度気持ちを入れ替えて勉強を進めていってほしいと思います。

公募推薦入試で良い結果が出なかった受験生の皆さんに1つ、必ず実行してほしいことをお教えします。それは、

学校の進路指導もしくは担任の先生に
推薦入試での自分の点数と、その時の合格最低点を聞きに行くこと

です。

実は高校の進路指導部には、その高校から受験した生徒全員分の当日の得点と、その時の合格最低点が(ほとんどすべての)大学から通知されています。それを教えてもらう事によって自分の今の実力をはっきりと知ることが出来ます。

ひょっとすると合格最低点まであと3点という惜しいところだった、ということもあるかもしれませんし、10点以上足りないという「全く歯が立たなかった」なんていう事もあるかもしれません。

受験生の皆さんにとって「知りたくなかった、残酷な事実」が待っているかもしれませんが、そこは目を背けずに直視し、合格最低点との点差を冷静に分析した上で「一般入試でも受験するのかどうか?」や「押さえの大学を他に考える必要があるかどうか?」といった所をしっかりと考えましょう。

前置きが長くなりましたが、推薦入試が終わった今、一体どれくらいの定員枠が一般入試に残されているのか?が受験生の皆さんの心配ごとの一つかと思いますので、その辺りについて今回はご紹介したいと思います。

次の表は、関関同立・産近甲龍の推薦入試や一般入試といったそれぞれの入試形態別の、総入学者数に対する入学者比率です。

関関同立 産近甲龍 推薦・一般 入学者比率

今春及び昨春のデータをご紹介しています。2010年度の一般入試での比率が目立つよう、黄色くしています。また、あくまでも「入学者の比率」についてまとめたデータであって、定員の割合を指しているものではないことを強調しておきたいと思います。

公募推薦入試を大々的に行っている京都産業大・近畿大・龍谷大では、公募推薦入試での入学者比率が高い分、一般入試での入学者比率が低く出ています。それでも、一応は総入学者数の半分近い人数は一般入試で入学していることから、公募推薦入試で良い縁が無かった受験生でもまだまだチャンスがあると言えます。

それに比べて関関同立ですが、先ほどの3大学のように公募推薦入試で多くの受験生を確保していないので、その分一般入試での比率がかなり高いように想像してしまいがちではありますが、公募推薦入試の代わりに附属校・系列校からの内部進学が多く存在したり、AO入試や指定校推薦での入学者が多かったりと、一般入試での定員を減らしている要因となっています。とはいえ、(各大学あるいは年度によって多少の誤差があるものの)入学者比率は先ほどの3大学のように公募推薦入試で多く入学者を確保している大学よりは少々多い比率である60%程度に落ち着いています。

これらのデータから、非常に乱暴な言い方になるかもしれませんが、「どの大学も一般入試での入学者は全入学者の半分を占める」と言って良いと思います。

どの大学にも「残されたイス」は半分。
それを「多い」と思えるか、「少ない」と捉えるか。
それは受験生の気持ちの持ち方一つ。

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