近畿大 公募推薦入試に向けて

2011年10月19日

こちらのエントリー「近畿大 入試合格対策講座&説明会・相談会」でご紹介をしました、近畿大の公募推薦入試向けの説明会に参加してきました。

近畿大

ここからは、近畿大の公募推薦入試にまつわるいろいろな数字をご紹介していきたいと思います。

まずは公募推薦入試の志願者数です。志願者数の5ヶ年推移は次の通りとなっており、確実に増えていることがわかります。

2011年 27070人
2010年 25938人
2009年 23286人
2008年 22332人
2007年 20774人

続いては2011年度の推薦入試と一般入試各日程の合格者数と倍率です。比較してみてみましょう。

推薦入試 合格者数4593人 倍率5.8倍

一般入試 前期A 合格者数5726人 倍率5.2倍
一般入試 前期B 合格者数3545人 倍率5.5倍
一般入試 後期  合格者数1520人 倍率6.9倍

こうして見てみますと、推薦入試での合格者数約4500人というのは、一般前期Bよりも多いことがわかります。ちなみに、推薦入試で約4500人という合格者数は、全国の大学で行われている推薦入試の中で最も多いそうです。

続いては志願者の出身地についてのデータです。近畿大は全国から志願者が集まる大学ですが、推薦入試に関しては志願者の91.4%が近畿地区からの志願者で占められています。

しかし、一般前期Aになりますと近畿地区からの志願者占有率は78.5%となっており、近畿地区以外からの志願者が増えていることがわかります。

近畿大の方がおっしゃるには、近畿地区以外の地域の高校あるいは高校生たちの間では年内の入試を受験する(させる)ことに関しては消極的らしく、そのせいで近畿大の推薦入試は近畿地区以外からの志願者がほとんど不在の状態になっているそうです。よって、近畿地区に住む大学受験生にとっては、公募推薦は全国から成績優秀な受験生が集まってくる前に合格を取ってしまえるという、またとないチャンスなのです。

次は公募推薦入試制度の中での特筆点を1つ。

公募推薦入試では一般的なスタンダード方式に加え、検定料を1万円追加すれば、「高得点科目重視方式」という2科目中得点の高い方を自動的に2倍にして合否判定を行うものでも判定してもらえることになっています。推薦入試志願者の約71%がこの方式を利用しているそうですから、受験生の皆さんは積極的に活用する方向で考えましょう。

最後は、公募推薦入試を少しでも有利に進めるための「マル秘テクニック」をお知らせします。

公募推薦入試の出願ですが、郵送出願の締め切り日2日後に「持ち込み出願日」が設定されているのをご存じでしょうか?近畿大のHPには出願状況が逐一掲載されています。郵送出願にしてしまうと締切より早めに出願先を決め、出願をしなければなりません。しかし、持ち込み出願ですとHPにアップされる出願状況をギリギリまで見て「狙い目の学科はココだ!」と最終的な判断が出来ることになります。第一志望を複数の学科で迷っていて「少しでも有利に入試を進めたい」という受験生にはオススメの方法です。

近畿大の公募推薦入試に向けたいろいろな情報をお届けしました。