叱る理由
叱らない子育てなんてありえない、と思っています。
叱ることを積極的に推奨するわけではありませんが、時と場合によっては親の義務として叱ることも必要だと思います。
叱ることについて、わたしには1つ信念があります。
それは、「叱ることは、いつかほめるための準備」ということです。
今、小学5年生と6年生の国語の授業を担当しています。
毎年、春先のこの時期は、「漢字の書き取り」と「音読練習」を徹底的に行います。漢字と音読だけで、国語の成績があがるわけではありませんが、国語の基礎力になることは確かです。
漢字も音読も単純な反復作業ですから、ややもすると手を抜きがちになります。
担当しはじめた頃は、ほとんど家で音読してこない生徒もいますし、漢字もなぐり書きのようにいい加減に書いてくる生徒もいます。
そんなとき大切なことは、「妥協しないこと」です。
まず、どのレベルまで練習してくればいいのか、具体的に示します。音読であれば読んで聞かせて教えます。漢字も丁寧に書いている生徒のノートを見せて教えます。
そして、どうすればそのレベルに到達するのか伝えます。
それでも、きちんと家で練習ができな生徒もいます。
そんなときは、厳しく叱ります。(というよりどなります!)
怒ることって、決して楽しいことではないんですね。自分自身の気分もよくないですし、クラスの雰囲気だって悪くなります。
けれども、「このラインまではきちんとやってほしい!」とこちらが思ったときには、教師の「本気」を伝える必要があります。叱るという作業は、「本気」を伝えることにもなるのです。
たいていの場合、厳しく叱った次の授業のときは変化がでます。授業前に音読練習をしている生徒たち。丁寧な字で書かれた漢字ノート。緊張しつつも自信があるように見える表情。
そんなときに、たくさんほめてあげたいのです。
特に、前回厳しく叱った生徒ほど、ほめてあげたいのです。
がんばってきたことを認めてもらって、そして、ほめられると子どもたちのやる気はアップします。
「叱る → がんばらせる → ほめる」
子育てに、「叱る」ことは必要ですが、「がんばらせる」ことと「ほめる」こと常に意識しておければいいですね。


