コミ・ポリのすすめ⑩
叱るのが苦手、という親もいます。
性格的に温厚で争い事がきらいな方にその傾向は強いように思います。
やさしく言って、子どもが決めごとを守らないときには、強く叱ることも必要です。
「子どもとの仲良し関係を壊したくないから」というのは賛成しかねます。
親子は友だち関係とはちがうからです。
叱ることで家庭の雰囲気が一時的にわるくなることもあるでしょうが、そこは信念をもって叱ってください。
叱ることにはマイナス面もあります。
しかし、少なくとも「親の本気」を伝えたり、「約束を守る」ためには、苦手でも嫌いでも叱らなければならないときもあります。
子どもが将来、自立して生きていくために、親は心をオニにして関わっていかなければならないときもあるのです。
ただし、「ポリシー」がありすぎて、子どものことを思いやる気持ちにかけ、「コミュニケーション」が不足している状態になると、子どものモチベーションが下がり、だんだんと親の言うことを聞かなくなるといったことにもなりかねません。
ポリシーを持つと同時に子どもの話に耳を傾け、気持ちを理解する必要があります。
子育ては、「コミ」と「ポリ」のバランスが肝要なのです。


