2009 年 11 月 6 日 のアーカイブ

我慢できる子どもは伸びる

2009 年 11 月 6 日 金曜日

 マシュマロテストの話をご存じでしょうか?

 アメリカのスタンフォード大学の付属幼稚園で行われた4歳児を対象にした実験です。

 幼児の前にマシュマロをひとつ置いて、「少しの間、外に出ますが、このマシュマロを食べずにいたら、もうひとつあげます」と言って教授は部屋を出て行きます。ほとんどの子どもがマシュマロを食べてしまったそうですが、中には目を覆ったり、腕組みした手に顔をうずめて見ないようにしたり、歌を歌って気を紛らわしたりして、我慢した子どももいたとのことです。

 この実験のおもしろいところは、14年にわたって追跡調査をしているところです。

 我慢した子どもたちは、そうでない子どもたちに比べ、対人能力に優れ、ストレス耐性も強く、チャレンジ精神も旺盛で、学習意欲も高い、といったことが報告されています。さらに、SAT(大学進学適性試験)の平均点にも大きな開きが生じているとのことです。

 確かに、子どもたちの学習指導を通じても、我慢強い子どもは伸びやすいという印象があります。適度な不自由が、我慢する心を育てるのであれば、すべて与えずにおくことも、子どもにとってはいいのかもしれません。

 それと、このテストで感じたのは、「外からの我慢」ではなく、「内からの我慢」の大切さです。マシュマロテストの子どもたちは、誰かに強要されて我慢したわけではありません。あくまで、自分の自由意志で我慢したのです。

 ふだんの親の働きかけで、子どもに我慢することを教えられることは何でしょうか。そういったことを考えてみるのもおもしろいかもしれませんね。