2010 年 1 月 のアーカイブ

山登り

2010 年 1 月 29 日 金曜日

 山に登ります。
 頂上まで2時間程度の山です。緩やかな傾斜であっても、運動不足の体には、しっかりとこたえます。
 にじみ出る汗。すぐにあがる息。がくがくしてくる膝。
 ああ、こんなに辛いのなら、山登りなんてするんじゃなかった!
 と、心の底から叫びたくなる瞬間が、道中、何度もやってきます。
 それでも、だんだんと頂上に近づいていく、わくわく感と
 めまぐるしく変わっていく景色
 それに、疲れた体に吹きつける心地いい風が
 もう少し、がんばろうという気持ちを揺り起こしてくれます。
 急激に厳しくなる山の傾斜が
 もうすぐ山頂に着くということを教えてくれます。

 みんな知っていますよね?
 山頂に登りついたときの
 達成感と爽快感
 そして、最高の眺め
 山頂を吹き抜ける冷たい風に涼みながら食べるお弁当のおいしさ!

 自分の力で登った者にしか、味わえない幸せが、そこにはあります。

 仮に、ヘリコプターで、ひょいと、山頂に到達することができたとしても
 こんなすばらしい気持ちにはなれないでしょう。

 世の中には、一生懸命に何かにうちこんだ者だけが味わえる幸せがあるのです。

 日々の勉強は、ときに山登りに似ているかもしれませんね。
 登っているときは、きつくても、しんどくても
 登りついたときには、最高の喜びを、山登りは約束してくれています。

 今、がんばっている意味を子どもたちに伝えていけたら、と思います。

反応的にならない

2010 年 1 月 27 日 水曜日

 懇談やセミナーで親学の話をすると、「今までの子どもに怒りすぎていたように思います。これからは接し方を改めます」とおっしゃるお母さんが少なくありません。よりよい子育てや親子関係を目指して、親が自分のスタンスを変えていくことはすばらしいことだと思います。(ただし、あまりに自分を責めすぎないようにしてくださいね。子どもを育てるだけでたいへんなことなのですから!)そして、そういったお母さんから、次のような話をよく聞きます。

 「子どもの話を聴くようにしているのですが、子どもが何にも話してくれないんです」
 「怒らずに接していても、つっけんどんな返事しか返ってきません」
 「あいさつしても無視するので、わたしも腹がたって・・・」

 確かに、こちらが、がんばって仏様か大天使様のような心持ちで、子どもに話しかけているのに、子どもの態度が偉そうだったり、言うことばがぞんざいであれば、ムッとくるものです。しかし、ここで、怒ったり皮肉を言ったりしてしまうと、子どもの言動は益々、悪くなるものです。こういった時に心がけておきたいことは、

 「反応的にならない!」

 ということです。つまり。子どもが機嫌がいいときはこちらも機嫌がいい、あるいは、子どもの機嫌が悪いときはこちらの機嫌も悪くなるというように、子どもの言動にこちらの気持ちが左右されないようにするということです。子どもの言動がどのようなものであれ、明るくあいさつをするし、機嫌よく話しかけるし、笑顔で子どもと接する、といったことが大切です。マイナスの感情を相手に向けると、必ずマイナスの感情が返ってきます。同じようにプラスの感情を向けるとプラスの感情が必ず返ってきます。タイムラグは、あるとは思いますが、反応的にならずに、プラスのはたらきかけをしていくこと。それが、親子のコミュニケーションをもっと、いいものにしてくれるのです。

ほめるスキルを身につける

2010 年 1 月 25 日 月曜日

 「ほめ達!」に刺激されて、自分なりに「ほめるスキル」について考えてみました。

 1.長所を発見する
 まずは長所を気づくことが大切ですよね。長所と短所であれば、人は短所の方がきになるものです。だからこそ、意識的に長所を見つける必要があると思います。「何かいいところはないかな」という意識で人と接していると、長所を見つけやすいのではないでしょうか。

 2.気づいた長所を伝える
 長所に気づいたら、それを当人に伝えてください。恥ずかしがらずに伝えましょう。照れずに伝えましょう。直接伝えましょう。はっきりとことばにして伝えましょう!せっかく長所に気づいても、ことばにしないと伝わりません。最初は言いにくいかもしれませんが、こういったことは「訓練」によって必ずできるようになります。まずは、身近な人の長所を伝えてみてください。

 3.ほめ方のバリエーションを増やす
 いつも同じほめことばでは、感動も薄れていきます。ほめ方のバリエーションを増やしていきましょう。「すごい!」「天才!」「さすが!」「バツグン!」などのようにボキャブラリーを増やす。あるいは、「イチローみたいだね!」「チャンピオン級だよ!「まるでチーターみたい!」などのように比喩を使ったり、「ノートの字が丁寧だし、色遣いもとってもきれいですね」「テストのやり直しを必ずやったところが立派ですよ」などのように具体的にほめるといいでしょう。

 4.感情を込める
 ほめるときにいちばん大切なのは、こちらの思いを伝えることです。ほめるときには、笑顔で、うれしそうに伝えましょう。自分がいいなあと思った気持ちが相手に届くことを心がけるといいですね。

トムソーヤのペンキ塗り②

2010 年 1 月 22 日 金曜日

 トムソーヤのペンキ塗りのお話しには、もうひとつの教訓があります。

 それは、「ことばだけではなく、行動で示す」ということです。

 トムが、口先だけで「ペンキ塗りは楽しいよ」と言っても、みんなはしようとしなかったでしょう。楽しそうにペンキを塗っている姿を見せたからこそ、トムの友だちは、ペンキ塗りに興味を持ったのだと思います。

 子どもは、親が楽しそうにやっていることはマネをしようとする性質があります。ですから、子どもを勉強好きにさせたかったら、トムが楽しそうにペンキを塗ったように、親が楽しそうに勉強すると効果は絶大です。(おまけに子どもは親のことを尊敬します!)

 勉強する内容は何でもいいと思います。資格試験の勉強、トーイックや英検といった本格的なもの以外にも、料理の研究や子どもの問題集を解く、あるいは日記をつけたりするのもいいと思います。
 今まで出会った保護者の方の中には、親子で漢字検定の勉強をしたり、介護福祉士や手話通訳士、ビジネス能力検定、トリマーといった資格をとるために勉強している方もいました。

 親が勉強していると、子どももなぜか嬉しいようです。リビングでそれぞれの勉強をしている時間があるというのもいいですね。

トムソーヤのペンキ塗り①

2010 年 1 月 21 日 木曜日

 トムソーヤの冒険の中に、ペンキ塗りのお話しがあります。

 いたずらの罰として、トムは土曜日の朝なのにペンキ塗りをさせられるはめになりました。そんなトムをからかいに友だちが何人かやってきました。トムはとっさに素敵なアイデアを思いつきました。ペンキ塗りをさも楽しそうにやり始めたのです。それを見ていた友だちは、自分もペンキ塗りをしたくなります。「ぼくにもちょっと塗らせてよ」と頼む友だちに、「だめだめ、こんな楽しいことは任せられないね」とトムはそっけなく断ります。どうしてもペンキ塗りがしたくなった友だちは、リンゴや凧といったわいろをトムに渡して、嬉々としてペンキ塗りをします。トムはまんまと宝物をせしめて、おまけにみんながペンキを塗るのを寝そべって眺めていました。

 実際、行動をどのように価値づけるかといったことは、大切なことです。

 漢字の書き取りをせっせとしている子どもに
  「かわいそうに、そんなにたくさん書かされて」
 と言えば、漢字の書き取りは、みじめな苦行になってしまいます。
 
 一方
  「漢字をたくさん覚えるとことばの数が増えて、国語が得意になるよ」
 と言えば、漢字の書き取りは、自分の能力を上げる訓練になります。

 勉強というものに対して、親がどのような価値観をもっているかは、確実に子どもに伝わります。「勉強=イヤなもの」というふうに子どもが強く思ってしまうと、勉強を避けるようになるかもしれません。こつこつ勉強することは、決して楽なことではありません。だからこそ、勉強する意味や勉強することの大切さを、子どもに伝えていくことが大切なのです。「勉強は楽しい!」まで思うことはあまりないかもしれませんが、「勉強はしんどいけど、自分のためになる」ぐらいは感じてほしいものです。

 
 

コーチングの大原則

2010 年 1 月 18 日 月曜日

 人を育てるための手法のひとつに、コーチングがあります。コーチングでは、強制するのではなく、相手のやる気を引き出したり、目標達成の具体的な行動を引き出していきます。コーチングの基本的なスキルとして、相手の話に耳を傾ける「傾聴」と相手の考えを引き出していく「質問」があります。

 スキルを学ぶことは、もちろん大切なことです。

 しかし、いつの場合も、マインドはテクニックに勝ります。

 コーチングを行う上で、絶対忘れてはならないこと。それは、

  相手を信じること

 です。

 「答えは相手の中にある」
 「この子は必ずよくなる」
 「解決策は相手がもっている」

 そういったマインドをもって相手と接することが必要です。

 株式会社シーズの代表で、ミスター「ほめ達!(ほめる達人)」の西村貴好さんも、「相手を病人と思って接すると、ますます病気がひどくなります。相手を一流のアスリートと思って接することです」とおっしゃっています。

 子どもに対して、価値観の発信をたくさんしていきましょう。そうして、根気よく子どもの中から、「やる気」と「自主性」を引き出していきましょう。キーワードは、「信じる」です。

企業がほしい人

2010 年 1 月 16 日 土曜日

 ある調査によると、企業がほしい人材は以下の通りだそうです。

3位 基礎学力のある人
 会社での仕事と学生時代の勉強は、まったく同じわけではありません。ですから、勉強の偏差値比例するわけではないかと思います。しかし、基礎学力がないと、そもそも希望の会社に入れないことも多々あるでしょうし、会社に入ってからも苦労するでしょう。仕事をするのに最低限、身につけておかなければならない基礎学力があるのです。

2位 責任感
 企業にとって、何事にも投げ出さずやり遂げる人材は、まさに宝です。いわゆる「チョー便利」社会である現代は、ややもすると「一生懸命取り組むこと」や「最後までやりきること」、「うまくいくまで忍耐すること」といったことが少なくなっているかもしれません。家庭の中で、意識していきたいことですね。

1位 コミュニケーション能力
 堂々たる1位は、コミュニケーション能力です。確かに、特別な場合を除けば、仕事は人との関わりのなかで進めていくものです。どれだけ高い能力を持っていたとしても、どれだけ優れたスキルを身につけていたとしても、人とうまく関わっていくことができなければ、企業の中でパフォーマンスの高い仕事をすることはできません。そう考えると、教科的な勉強だけでなく、いわゆる「人間力」を高める勉強も必要なのだなあ、と改めて痛感します。

 自分の感情をコントロールすること。気持ちや意志を上手に伝えること。相手の立場を理解すること。人の話をしっかり聴くこと。自分のプラスだけでなく、お互いのプラスを考えること。

 子どもだけでなく、大人も常に学び続ける必要がありますね。

「ほめ達!」セミナーに参加しました

2010 年 1 月 14 日 木曜日

 12月19日(土)、「ほめ達!」こと、西村貴好さんのセミナーに参加しました。

 西村貴好さんは、C’s(シーズ)という会社の代表を務めておられます。
  (どんな会社か気になる方は、こちらからどうぞ 
         http://www.cs-hospita.jp/index.html )

 従業員をほめて伸ばすという非常にローコストなやり方で、成果をだしているところがスゴイと思います。興味津々でセミナーを受けました。

 西村氏の謙虚で温厚、そしてユーモアセンス溢れる話にぐんぐんひきこまれました。メモを必死で取りながら、ワークをこなし、目から鱗の話に感動し、時には深くうなずき、時には大笑いし、時には自分のありかたに反省するという、充実した80分になりました。

 印象に残っている言葉です。
  ●「ほめる」と「しかる」のバイリンガルになる
  ●人はダメなところを見つけてくる天才
  ●最低最悪でない、すぐに改善できることを言ってあげる
  ●ほめると自分がどんどんいい人になる

 実は、セミナーのワークで、たくさんほめ言葉を書いたので、「ほめ達 Tシャツ」をもらってしまいました!というわけで、わたしも「ほめ達!」目指して、周りの人の長所をたくさん見つけようと思います。

 

「親学ハンドブック」完成しました!

2010 年 1 月 12 日 火曜日

 親学ハンドブック ~子どものやる気を引き出す親のはたらきかけ~

 が完成しました!

書かれている内容は
 1.学力アップの3要素
 2.強さと優しさ
 3.子育ての「守・破・離」
 4.親子会話がやる気の原動力となる
 5.ほめ上手は伸ばし上手
 6.プラスのストローク
 7.親子コーチングのすすめ
となっています。

 全部で31ページという小冊子なので、すぐに読めます。親学セミナーに参加して、このハンドブックを読むとさらに理解が深まります。

 このブログの読者の方には、先着100名様に、無料進呈いたします!

 ご希望の方は、下記のお問合せフォームにて、「ご質問・お問合せ」欄に「親学ハンドブック希望」とお書き添えのうえ、送信ください。

→ お問合せフォーム

アイロン係

2010 年 1 月 8 日 金曜日

 素敵な家族を発見しました。

 その中3の女の子は、家族みんなが仲良しです。3姉妹ということもあり、お母さんと娘さんたちは、いつも明るく、楽しく、おしゃべりをしています。会話が多いということは、コミュニケーションがよく取れているということ。お母さんは、娘さんのことを自然に、そしてしっかりと把握しておられます。同じクラスのやんちゃな男の子のエピソード、仲良しの友だちの特技、おもしろい塾の先生の話、食卓で楽しい会話が飛び交っているのが目に浮かぶようです。

 その女の子は家の中で、「アイロン係」の役を担当しています。学校で少しいやなことがあったときや受験勉強に疲れたときに、無心にアイロンをかけるそうです。アイロンをかけている時間は、疲れた心をいやすリセットタイムになっているのでしょう。テレビやゲームなどの息抜きは、ずるずる時間を浪費してしまうこともあるでしょうが、その点、アイロンは大丈夫。洗濯したてのハンカチやワイシャツがなくなり次第終了、時間限定の気分転換です。ぴしっとアイロンがあたった洗濯物を見れば、ココロもスッキリします。そして、何より家族が喜ぶ大切な仕事です。

 暖かい家庭の一場面が見える瞬間です。