けんかの原因
2010 年 2 月 12 日 金曜日人とコミュニケーションをとるということは、脳を鍛えるうえでも、心を育む上でも、たいへん重要なことです。たくさん話をして、自分の思ったことや感じたことを伝え合うことが、コミュニケーションの基本です。
人と人が接すると、摩擦が生じることもあります。
考え方がちがったり、気持ちをわかってもらえなかたり、相手を必要以上に責めたりと、けんかの原因は多種多様です。その中でも、「ことばの解釈」が原因でけんかになることは、少なくないように思います。
たとえば、「介護」ということばについて、夫は「ごはんを食べさせてあげたり、トイレに連れて行ってあげること」ぐらいのことと考え、妻は「お風呂に入れたり、下の世話をすること」と考えているとすると、それが原因でけんかになるかもしれません。
夫 「うちの親も、そろそろ介護が必要かもな」
妻 「えっ、わたしは無理よ。仕事もあるし。子どもの世話とか家事だってたいへんなんだから」
(わたしの母も祖母の介護をしてたけど、寝たきりだったから本当にたいへんそうだったわ)
夫 「それでも、少しぐらいはできるだろう」
(ごはんを食べる手伝いをしたりするぐらい、できるだろう)
妻 「そんなこと言ったって、わたしも忙しいんだから・・・」
夫 「本当におまえは情がないよなあ!」
妻 「そんなこというなら、あんたやってみなさいよ!」
同じことばを使っていても、それぞれの解釈が異なれば、お互いを理解するのは難しくなります。そのことばを「どんな意味」で使っているのかを共有すると誤解は少なくなります。
「それって、どんなたとえばどんなことするの?」
「ぼくは、それをこういう意味に受け取ってるけど、きみはどう?」
お互いの頭の中に同じイメージが浮かんでいる状態であれば、きっとけんかも減ると思います。


