2010 年 3 月 1 日 のアーカイブ

思いはあっても

2010 年 3 月 1 日 月曜日

 おばあさんが歩いています。重そうな荷物を持って歩いています。

 太郎くんは、そんなおばあさんをみかねて、思わず声をかけました。

  「おばあさん、どこまで行くんですか」
  「駅までですよ」
  「荷物、重そうですね。ぼくも駅まで行くので、もってあげますよ」
  「いえいえ、大丈夫ですよ。持てますよ」
  「えんりょしなくていいですよ、持ちますから・・・」

 そう言いながら、おばあさんの荷物を持とうとした太郎くんは、びっくりしました。

 (重い、重すぎる・・・この荷物!)

 おばあさんが持っているぐらいだから、とたかをくくっていたのですが、その重いことといったら・・・。

 みかねたおばあさんが

  「大丈夫です。重いけどもてますから。でも、その気持ち、うれしいですよ」

 そう言って、おばあさんはお礼を言って、重い荷物を持って駅まで歩いていきました。

 

 荷物を持とうとした太郎くんの志は立派です。ひとを思いやる心は、人類普遍の美徳だと思います。

 けれども、「思いはあっても力がともなわないと、人の役に立つことはできない」ということも、また事実です。

 勉強することは、頭を鍛えるということ。頭を鍛えるとできることの幅が広がっていきます。

 子どもたちには、「人を思いやる心」に加えて「人の役に立つ力」を身につけてほしいものです。