2010 年 3 月 25 日 のアーカイブ

元気をもらうとき

2010 年 3 月 25 日 木曜日

 中2のあるクラスに、少し気になる男の子がいました。

 

 成績は非常に優秀で、宿題や小テストといった家庭学習はきちんとできています。授業中も説明を熱心に聞いています。文句のつけようのない生徒です。

 

 ただ、1つだけ気になることがありました。わたしは、授業をするときに4つのポリシーを持っています。「わかりやすく教えること」、「しっかり考えさせること」、「やる気を引き出すこと」、そして、「1回は笑わせること!」 そう思って授業をするわけですが、その男の子に関して言うと、4つ目だけが、上手くいかないのです。

 

 すなわち、「何を言っても笑ってくれない」のです。

 

 とっておきのネタを披露して、クラス全体が爆笑の渦に包まれても。その男の子だけは、むすっとした表情で、こちらを見ているのです。「う~ん、彼はこういうノリは嫌いなのかなあ」あるいは「もしかしたら。嫌われているのかも・・・」とぼんやり思っていました。

 

ある日の授業のことです。国語の説明文で、「尊敬する人」というテーマの文章読解をしていました。

 

その時にふと、「みんなの周りの人で、尊敬している人っている?」と尋ねました。

 

すると、その男の子がおずおずと手を挙げたのです。珍しいなあと思いながら、その子をあてました。「尊敬する人ってだれ?」ともう一度聞くと、「・・・先生、山口先生・・・」と言うではないですか。予期せぬセリフに驚き、そして、じわっと嬉しい気持ちになりました。

 

 大人でもほめられると嬉しいものですね!長所を言われたり、感謝されたりすると、その日は一日ハッピーな気分になれます。感情的に叱ってしまうこともあるのですが(そのたびに反省・・・です)、できるだけ、周りの子どもたちがそんな気持ちになるように、接していきたいなあ、と思います。