やる気を引き出すレシピ③
2010 年 4 月 12 日 月曜日しかし、子どもも大きくなると、ことばだけでは信じなくなります。
「あなたは、できる子よ!」と親が励ましても、「この間のテストもがんばったんだけど、全然だめだったし・・・」などという反応が返ってくる場合もあるでしょう。
ですから、ことばで励ますとともに、「小さな成功体験を積ませる」といったことが、重要です。
具体的には、毎日何をするか決めて、それを実行する、漢字テストや単語テストなどの小テストを満点とるまで繰り返しさせる、といったことになります。
大切なことは、できるまで親が管理するということ。そして、やりとげたあとの言葉かけです。
「すごいねえ、できたじゃない!」「完璧にできているな。これを続ければ、絶対できるようになるぞ!」などと、親が大げさなほど喜びながら、伝えていくと子どももだんだんとやる気になってきます。
小さなことでもいいので、できるまで何度でもさせるというステップを踏ませましょう。そういった成功体験が、内側からわき出てくる「自信」の源になります。また、「成功体験」を積むことは、その過程で、集中力や根気、注意力といったメンタル面も鍛えられるというメリットもあります。
子どもにしんどいことをさせるのは、時として辛いことでもありますが、「かわいい子には旅をさせよ」という言葉もあります。「自分の子どもは自分で鍛えるんだ!」という思いを持つことが、子育てには大切なのです。
しんどい思いをして、鍛えていった分だけ、子どもたちは成長します。そうしてレベルがひとつ上がると、今までたいへんだったことが、たいへんでなくなる瞬間がやってきます。
たとえば、逆上がりができなくて苦労した子どもが、練習に練習を重ねて、できるようになったならば、もう体育の時間の鉄棒が苦にならなくなるはずです。
あるいは、英語を習い始めのころ、なかなか単語が覚えられなくて辛い思いをした子どもがいるとします。その子が、単語を覚えられないことをかわいそうに思い、何もさせなかったとしたら、どうなるでしょうか。おそらく、一生、英語が苦手なまま過ごさなければならなくなるでしょう。子どもには、無限の可能性があります。
どの子どもにも伸びる要素が備わっています。伸ばしていくはたらきかけをたくさんしていくことが、親や教師の役割なのだと思います。中1のときに、dogやcatのようなやさしい単語を覚えられなかった子どもも、訓練を積んでいくと、やがて、difficultやinterestingなどのように長いスペルの単語もかけるようになるものです。「かわいい子には、旅ならぬ勉強をさせよ」という信念を親自信が持つと、子どもは伸びていくものです。


