2010 年 6 月 のアーカイブ

身につけておきたい学習センス①

2010 年 6 月 14 日 月曜日

 いわゆる「かしこい子ども」というのは、学習センスが高い子どものことをいいます。

 

 入塾テストの点数がよくなかったとしても、「この子は学習センスが高いな」と感じた子どもは、学習量に比例してぐんぐん伸びていくものです。

 

 学習センスとは、単に教科に関する知識があるかどうかといったことではありません。自らの頭で考える力や感覚的にものごとが理解できる力を持っているかどうかということです。そういった力は、能力や性格といった先天的な要因も関係があるかもしれませんが、「それに触れているかどうか」が大きな影響を与えているように思います。

 

 スポーツや芸術などの分野でプロとして活躍している人たちの多くは、人よりもたくさん、たくさん練習しています。まさに「そのことにたくさん触れてきている」わけです。

 

 メジャーリーグで活躍しているイチロー選手は小学生のころから、ほぼ毎日バッティングセンターに通っていました。

 

 サッカーの全日本代表キャプテンを務める中澤佑二選手は、プロになることを志して毎日10時間以上練習する日々を送りました。

 

 プロのピアニストとして活躍する斉藤守也さんは、7年間の留学中、「コーヒーを飲んでるか、ピアノを弾いているか」という生活だったそうです。

 

 たくさんそのものに触れること。経験によってセンスそのものが鍛えられていく、いやむしろ、どんなにその分野において、潜在的に能力があろうと、その能力を磨くための行動がなければ、決して、センスアップは図れないのです。

叱ることはいつかほめるための準備

2010 年 6 月 11 日 金曜日

 わたしは、授業中、よく叱ります。(ときに怒ります)

  宿題をきちんとしていない。
  指示が聞けていない。
  持ち物をわすれる。
  ノートの字が乱雑。

 よくなってほしいと思うからこそ、叱ります。

 けれど

 叱られて嬉しい子どもはいません。

 特に、怒ることにはかなりのデメリットがあります。

 怒ったからといって事態はよくならないかもしれません。
 (ちなみに怒ることにもメリットがひとつだけあります。それは、本気が伝わるということです)

 だからこそ、心がけておきたいこと。

 「叱るのはいつかほめるための準備」

 ということです。

 叱ったあとは、注意深く、そのことを覚えておくのです。

 そして

 きちんとできていたときには・・・

 心の底から、ほめます。
 めちゃくちゃ喜んで、ほめます。
 みんなの前で、ほめます。
 ちょっとおおげさに、ほめます。

 叱ることとほめることは、常にセット。

 そんなふうに、子どもたちと接することを心がけています。
 

開成親学セミナー 追加開催のお知らせ

2010 年 6 月 10 日 木曜日

 6月12日(土)実施の「開成親学セミナー」ですが、満席になりましたので、受付をしめきりました。
  (たくさんお申し込みいただき、ありがとうございます!)

 キャンセル待ちの方が10名をこえています。

 せっかくお申し込みいただいたのに、参加していただけないのが、申し訳なくて、

 そこで

 追加セミナーを実施することになりました!

 ●とき 6月27日(日)10:00~11:30
 ●場所 開成教育セミナー 南草津駅前教室

 「子どもを伸ばしたい!」と思っていらっしゃるお母さん、お父さん、ぜひ、セミナーにご参加ください!

 
 

叱る理由

2010 年 6 月 9 日 水曜日

 叱らない子育てなんてありえない、と思っています。

 叱ることを積極的に推奨するわけではありませんが、時と場合によっては親の義務として叱ることも必要だと思います。

 叱ることについて、わたしには1つ信念があります。

 それは、「叱ることは、いつかほめるための準備」ということです。

 

 今、小学5年生と6年生の国語の授業を担当しています。

 毎年、春先のこの時期は、「漢字の書き取り」と「音読練習」を徹底的に行います。漢字と音読だけで、国語の成績があがるわけではありませんが、国語の基礎力になることは確かです。

 漢字も音読も単純な反復作業ですから、ややもすると手を抜きがちになります。

 担当しはじめた頃は、ほとんど家で音読してこない生徒もいますし、漢字もなぐり書きのようにいい加減に書いてくる生徒もいます。

 そんなとき大切なことは、「妥協しないこと」です。

 まず、どのレベルまで練習してくればいいのか、具体的に示します。音読であれば読んで聞かせて教えます。漢字も丁寧に書いている生徒のノートを見せて教えます。

 そして、どうすればそのレベルに到達するのか伝えます。

 それでも、きちんと家で練習ができな生徒もいます。

 そんなときは、厳しく叱ります。(というよりどなります!)

 怒ることって、決して楽しいことではないんですね。自分自身の気分もよくないですし、クラスの雰囲気だって悪くなります。

 けれども、「このラインまではきちんとやってほしい!」とこちらが思ったときには、教師の「本気」を伝える必要があります。叱るという作業は、「本気」を伝えることにもなるのです。

 たいていの場合、厳しく叱った次の授業のときは変化がでます。授業前に音読練習をしている生徒たち。丁寧な字で書かれた漢字ノート。緊張しつつも自信があるように見える表情。

 そんなときに、たくさんほめてあげたいのです。

 特に、前回厳しく叱った生徒ほど、ほめてあげたいのです。

 がんばってきたことを認めてもらって、そして、ほめられると子どもたちのやる気はアップします。

  「叱る → がんばらせる → ほめる」

 子育てに、「叱る」ことは必要ですが、「がんばらせる」ことと「ほめる」こと常に意識しておければいいですね。

みんな、そうしてるから

2010 年 6 月 7 日 月曜日

 国民性を表すのに「沈没船ジョーク」というのがあります。

 客船が沈没しかけていました。脱出ボートの数よりも乗客の数が圧倒的に多いという状況の中で、女性や子どもを優先的に助けるためには、男たちには海に飛び込んでもらうしかない。そこで、船長が各国の客に向かってそれぞれこう言いました。

 イギリス人 → 「紳士とは、こういうときに飛び込むものです」 
 アメリカ人  → 「飛び込めば英雄になれますよ」
  ドイツ人    → 「飛び込むのが規則です」
 イタリア人  →  「きれいな女の人が泳いでますよ」
 フランス人  → 「絶対、飛び込まないでください」
  ロシア人     →  「海にウォッカのビンが浮かんでますよ」
  中国人    →  「おいしそうな魚が泳いでますよ」

  そして、日本人にはこう言います。

  「もうみんな飛び込みましたよ!」 (笑)

 確かに、他の国に比べて、日本人は周りの目や行動を気にしすぎる傾向が強いかもしれません。周囲の空気を読んで、強調してやっていくことが得意な国民とも言えますが、家庭での教育方針には、ある程度、ポリシーを持ちたいものです。

  なぜ、その習い事に通わせるのか? → 「みんな行っていますよ!」
  なぜ、ゲーム機を買ってやるのか?   → 「みんな買っていますよ!」
  なぜ、宿題をしなくてもしからないのか? → 「みんなやっていませんよ!」

 あわせるところはあわせつつ、「これはゆずれない!」という信念をもって子育てをしていきたいですね。
 

困るのはだれ?

2010 年 6 月 4 日 金曜日

 家族旅行に行ったときのことです。

 別のツアーグループと観光地のコースがしばらくいっしょになりました。

 そこに子ども連れの家族同士のグループがいました。

 子どもは小1ぐらいから小6ぐらいまでの男の子4人組です。

 まあ、元気盛り+旅行のハイテンション、ということもあったのでしょうが、その振る舞いはあまりに傍若無人でした。

  レストランで走り回ってかくれんぼをする。
  観光地でゴミをポイ捨てする。
  プロレスごっこをして他のお客さんにぶつかる。
  ペットボトルをバットに見立てて振り回す。
  そして、ペットボトルの中味をぶちまけてしまう。
  されに、それが添乗員さんの服にかかる・・・。

 驚いたのは、子どもたちがいっさい謝らなかったことです。さらに驚いたことに、親も子どもたちを注意したり叱ったりしなかったことです。

 親は、軽く子どもたちをたしなめたのですが、無視して暴れていました。そのとき、他のお客さんがこう言いました。

 「ああいう人には注意してもダメだよね。逆ギレされたりするだけだから。でも、きっと、この子どもたちの親って、将来困るだろうなあ・・・」

 叱るべきところで叱るのも親の大切な役割です。

 人は、いろんな刺激を受けて学習していきます。ほめられたり、おこられたりしながら、善悪を学んでいきます。特にこういった躾に関することは、「親がしなくてだれがする」という領域ですよね。叱ることはエネルギーのいることではあります。でも、ダメなことはダメって、しっかり教えておかないと、きっと、将来、困ります。

 ときには、心をオニにして、「わが子を育てるのは自分」という信念で、接していきたいものです。

 

親学セミナー @京大セミナー

2010 年 6 月 2 日 水曜日

 5月27日(木)と29日(土)に京大セミナーにて、「親学セミナー」を開催しました。

 2会場あわせて、およそ90名の方が参加され、おかげさまでほぼ満席状態でした!

 みなさん、たいへん熱心で

  メモをとったり

  うんうん、うなずいたり

  真剣なまなざしで

話を聞いてくださりました。

子育てって、時にたいへんで、時にしんどくて、時に投げ出したくなるけれども

子どもが親の元から、巣立っていくまでの時間は

ほんの一瞬です。

親だって完璧ではありません。

だからこそ、子どもがよくなるにはどうすればいいか、いっしょに考えていきたいですね。

参加して下さった保護者の方、本当にありがとうございました!

これから、参加ご予定の保護者の方、セミナーでお会いするのを楽しみにしています!

 

 

しっかりママとのんびり娘

2010 年 6 月 2 日 水曜日

 お母さんはなんでもテキパキこなすしっかり系。でも、その娘はおっとりムードののんびり系。という組み合わせをときどき見かけます。

 母と娘なのに、正反対の性格って不思議な気もします。

 娘さんの性格遺伝子は、お父さんから受け継いでいるのかなあ、と思わせるケースもあります。

 また、お母さんがしっかりしているから、娘がのんびりしてしまうということもあるかもしれません。

 小学4年生のAちゃんは、のんびり系。動物が大好きな女の子です。とってもおおらかな性格で、人に対してめったに腹をたてたりなんかしません。でも、同時に自分に対してもおおらかで、テストでケアレスミスをしても、忘れ物をしても、部屋が片づいていなくても、「まっ、いいか」ですませてしまいます。

 そんなAちゃんを見ていると、しっかり系のママはイライラしてきます。「この子はなんでこんなにいい加減なんだろう!」何かにつけ、そう思ってしまいます。

 先日も、家庭訪問で担任の先生から、忘れ物が多いことを指摘されました。ママは顔から火がでるほど、恥ずかしい気持ちになりました。当のAちゃんにそのことを話しても、聞いているのかいないのか、どこ吹く風といった様子です。その日以来、ママは毎晩Aちゃんのランドセルをチェックするようになりました。おかげで、忘れ物ゼロです。

 Aちゃんからすると、「自分でやらなくても、ママがチェックしてくれているから安心」という気分です。

 娘がのんびりだからママが手をかけてしまうのか、ママがしっかりしているから娘がのんびりしてしまうのかは、難しいところです。ただ、自分でやらせる習慣をつけないと、いつまでたってもママに依存してしまうことは確かでしょう。

 子どもにやらせるより、親がやったほうが早い!のですが、そこは、子どもの将来を見すえて、根気よく子ども自身にやらせるように持っていきたいものです。(ああ、子育てってめんどうくさい!)

 今、手間をかければ、きっと将来、楽になりますよ。