◆インタビュー参加者◆
辻井悠希くん
京都大学農学部合格(清風高校卒)
フリーステップ文の里教室出身
佐竹晋太郎くん
京都大学理学部合格(大阪府立北野高校卒)
フリーステップ代ゼミサテライン豊中教室出身
中川拓郎くん
京都大学総合人間学部合格(大阪府立茨木高校卒)
フリーステップ代ゼミサテライン茨木教室出身
◆聞き手◆
南梨央さん
ホリプロ所属
南さん :京都大学合格おめでとうございます。まず、京大をめざしたきっかけを教えて下さい。
佐竹くん :京大の自由な学風とかブランドにあこがれて、高1のときから受けようと決めていました。
京大を目指したのは、僕の高校が、京大を目指すという雰囲気だったからです。周りに勉強が出来る友達もいたし、環境的には恵まれていました。
理系と言うことは早くから決めていました。理学部を志望したのは、理学部は理系全般に何でもあつかう感じだけど、工学部は専門的な感じがしていたからです。合格してみるとノーベル賞クラスの先生が、そばにいるすごさを感じます。京大の中でも、理学部はなんか誇り高い感じがしますね。確かに入試の難易度は難しいんで、受けるかどうかちょっと悩んだけれど、将来のことを考えて理学部にしようと思いました。
辻井くん :僕は、割と早くから気持ちの中では、「京大を」と思っていたんですが、成績が悪かったから、なかなか人に(京大志望と)言いにくかった。口に出すようになったのは、高3になってからです。最初は、「理学部かな」とか考えていたけど、途中から「農学部」に志望が変わった。とにかく生物系の研究ができれば一番良いわけですし。
中川くん :高校に入ったときには京大は意識していなかったです。単にあこがれの大学というだけで。でも、2年くらいから意識し始めましたね。高校では、学年の成績がずっとひと桁でした。うちの高校はそのくらいなら、だいたい京大を受けるという雰囲気でしたから、自然に京大を志望校に決めました。
僕は高校では理系選択だったので、学部は最初は工学部を考えていたんですが、社会学や国際関係を学びたくて総合人間学部を選びました。その選択は良かったと思っています。将来は、得意な英語を生かして商社とかで世界を舞台にした仕事がしたいと思っています。
南さん :みなさんの高校はどんな高校なんですか。
佐竹くん :北野高校は、文武両道と言われています。生徒はみんなまじめですね。学校行事とかも熱心で、なんでも真剣に取り組む高校です。学校のカリキュラムは、京大や阪大を目指すように作られていました。学校の授業のレベルは高いです。特に数学がすごかった。だから、高校の最初の段階で授業についていけない生徒が出てきましたね。
難しい問題集とか使うし、数学なんかも解説が少ない「オリジナル」っていうテキストを使ったりして。成績は、学年では20番くらいでした。ただ、得意な科目は学年でトップレベルでした。僕は、理科と数学が得意でした。
辻井くん :清風高校の先生は、みんな良かった。良い先生がいっぱいおられましたね。
僕は、清風高校の生物部でした。清風の生物部はなかなかすごいんですよ。詳しくは清風高校のホームページで確認して下さい。高2のときに研究発表のためにスウェーデンに行って来ました。研究発表の世界大会があったんです。京大の先生にもお世話になりました。とりあえず清風の生物部はめっちゃ強いんです。高校のクラブで研究しているものを審査される学生科学賞で大賞を取りました。
南さん :どんな研究をされたんですか。
辻井くん :あのですね、ため池の水を流して、底のヘドロも流して、ため池を干すと、ため池の底の土壌が還元状態から酸化状態に変わるんですよ。そこに再び水を入れると、ため池のプランクトンの種類が変わるんです。それがドブ貝の餌になって、日本バラタナゴという魚がその貝の中に産卵するんです。普通その貝はなかなか増えないんですが、水を流して池干しをするとドブ貝が増えるんです。

昔は、ため池の水を農業用に使っていたので、定期的に水を流したりとか、ヘドロを肥料にしたりとかしていたんですが最近はそういうことをしなくなりました。それが、生物の生態にどう影響しているかとか、その辺の仕組みを研究しました。こんな適当な説明だと顧問の先生にしかられそうですが(笑)。
うちの生物部の活動時間は、クラブ活動という常識じゃないんです。清風高校の名門の体操部と拘束時間が並ぶと言われていました。体操部は学校で暮らしているという噂もあるぐらいなんですが。負けないぐらいこっちもすごかった。夜中までクラブの活動をするんです。冬場はしんどいですよ。ため池の中のヘドロを運んだりとか(笑)。
中川くん :僕も部活を3年までやっていました。茨木高校は、文武両道ということをすごく言う学校です。三年になっても、学校行事が学校のメインで。体育祭とかすごく盛り上がります。
南さん :フリーステップに入ったきっかけは何ですか
辻井くん :中学2年ぐらいに開成教育セミナーの阿倍野教室クラスに入りました。英語がめっちゃわるかったからです。高校受験のころも英語がめちゃ悪かったんですよ。 五ツ木の模擬試験で偏差値50ぐらい。うちの開成教育セミナーの公開テストだったら偏差値40ぐらいの成績も取っていました。
南さん :40ってかなりまずいですよね。
辻井くん :さすがに、40ってのは一回だけです(笑)。それ以外は偏差値40台後半は取っていました! でも50あるかないかぐらいなんで(大笑)。
開成のときの教室長だった、三友先生が、高校に入ってもフリーステップに入るように強く薦めてくれたんです。高校に入ったらこのままではやばいと言うことで。
フリーステップで高校に入る前に、文法とかを春休みの間に中学のおさらいと、高校の最初の内容をやりました。最初から文法をやるから中学の復習にもなりました。楽ではなかったんですが、これが本当に役に立ちました。
佐竹くん :僕は、高校ではサッカー部に入っていて、副キャプテンだったんです。高3の春にインターハイの予選があって、そこで引退するというのも「あり」なんですけど、クラブの他の友達と話して、9月半ばまで続けようということになったんです。
それで、先に代ゼミサテラインに入ってた、一橋大に入った同じクラブの安斎くんの紹介で入会しました。
代ゼミサテラインなら時間割とかでクラブと両立できるし、代ゼミの先生は個性があって、わかりやすくて良い先生が多いと聞いていたからです。それで、サッカー部のみんなで豊中の代ゼミサテライン予備校に入った。みんなと一緒に頑張っていたから通うのが楽しかったです。
南さん :代ゼミサテラインの授業を受けての印象はどうでしたか
佐竹くん :先生の評判通り、授業は実際にすごく良かったです。特に、物理の為近先生と化学の亀田先生。僕は、高1から高校の授業で物理をやっていて、漠然と物理が好きだと思っていました。でも漠然と問題を解いているだけだったんです。
為近先生は、受験物理ということを全部わかっておられる。それをすべて教えてくれる。なぜこの問題がこうなるのかをすべて教えてくれる。少ない問題ですべてが解けるようにしてくださる。
極端に言えば、各分野一問だけ解けば、それでその分野全体が完全になるという、そんな授業でした。それまでは、いっぱい物理の問題を解いて、「これは見たことがある」という方法で解くつもりでいたけれど、そんな必要はなかった。物理が元々好きだった上にさらに好きになった。

京大には、代ゼミの為近先生を受けていた人は多いですね。僕の周りにもいっぱいいます。地方からの合格者で、代ゼミを受けていたっていう人は多いんです。「(物理は)為近先生を受けてたやろ?」ってお互い言うことが多いですね。おかげで、本番でもうまく行けました。8割ぐらいとれましたね。今年は、数学が難しかったので物理が出来たかどうかが合否を分けたと思います。
化学は、亀田先生がすごく好きでした。この先生に出会うまでは、化学より物理の方が好きだったんですが、化学も同じくらい好きになった。化学こそ「それは何で?」ということが多いんです。でも、高校の化学は暗記という感じ。だから、「なんでそうなるの」とつっこまれたら答えられない。亀田先生は、今までただ単に暗記として覚えていたことをちゃんと理論的に答えてくれた。それが快感でした。「もやもや感」がなくなるんです。
学校ではぜったいやらない範囲のこともやる。それをやることで化学がよりわかりやすくなる。実際、直前の冬期講習で受けた内容が、京大の入試で出ました。先生の授業を受けておいて良かったです。
この両先生には、お礼が言いたいですね。この場を借りて言わせていただきます。「本当にありがとうございました。」
中川くん :僕も物理の為近先生がすごく良かったです。僕は学校では、物理も比較的良い成績をとっていたんですよ。でも、同じクラブの先輩で代ゼミサテラインを受けてて、現役で京大に入った人から、「為近先生の授業を絶対取れ」と強く言われたんです。為近先生の物理を取ったことは、僕にとって衝撃的でしたね。まず、学校の授業レベルから京大入試への一歩を踏み出せました。先生は公式とかを丸暗記させるのではなくて自分で考える力をつけてくださるんですよ。だから、為近先生の授業を取ったことで、物理に割く時間がかえって減ったんです。その分、苦手な国語とかに十分時間がとれました。難問が多いと言われている京大の二次試験でも8割以上とれました。電磁気の分野とかややこしい部分も、為近先生の授業ですごくすっきりしました。サテラインは、授業の質がすごく高いし、授業のペースも自分できめられるので本当におすすめですね。
辻井くん :英語と数学は、高校時代はずっとフリーステップにお世話になりました。
フリーステップでなかったら、クラブと両立して通うことはできなかったですね。
フリーステップでは英語は、いろいろな先生にお世話になりました。数学は谷川先生です。この先生は、清風高校の先輩です。谷川先生は非常にレベルの高い先生でわからないところとかなんでも教えてくれた。
「勉強をしろ」と言われて(勉強を)やるわけではないです。やはり、自分でやらなければだめです。僕は、たとえフリーステップに1科目、週一回だけでも授業を受けると、勉強をやらなくてはという気持ちになりました。フリーステップの泉谷先生は、「週1回の授業だけの勉強で京大に受かるわけがない。でも、生徒の気持ちややる気のベクトルを合格に向けている。それがフリステの仕事だ」っておっしゃっていました。

南さん :受験のエピソードってありますか。
辻井くん :(京大に)願書を出した次の日に大学から電話がかかってきて、記入漏れがあるって言われたんです。京大農学部は、学科を第3志望まで書けるんです。それを第2志望までしか書いてなかった。それで、第3志望をどうしますかって聞かれたのに、なぜか「なし」って答えてしまったんです。すごく、後でそのことを後悔して(笑)。
佐竹くん :受験の日、出町柳から京大の試験場まで歩いたんですが、当日は大雨で試験場に着いたときにはびしゃびしゃになりました。初日の最初の国語は思った以上に出来ました。それで、波に乗れたかな。今年の数学は難しかったです。正直、みんなこれは出来ないのではないかと思いました。僕は、まず、全6問中1問を解きました。他の問題はどれも難しかったんですが、最後に確率の問題をなんとか40分くらいかけて解きました。2問解けてほっとしました。3問完答が目標だったんですが、しかたなかったです。
翌日の英語は例年より文章が短くて簡単でした。北野高校の友達もみんな英語はできたって言っていました。理科も出来ました。そういうわけで、全体的に順調にいけたと思います。
でも、発表までやっぱり不安でした。発表は、インターネットで見ました。発表の時間は、インターネットがなかなかつながらなくて。ネットで親と一緒に合格を確認しました。自分の番号があったのをみたとき親は泣くくらい喜んでくれて、親は親戚に電話したりして、嬉しかったです。
でも、なかなか正直、僕には合格が信じられなくて、ひょっとしたらこれは去年の番号ではないかとか思い始めて、(大学の掲示板に)実際に自分の番号が掲示されているのを見に行って、やっと受かったんだと思えた。入学手続きのときに自分の名前があって「これなら大丈夫かな」って(笑)。
中川くん :うちの学部は、センターの点数は二段階選抜に使われるだけで、ほとんど配点に入らないんですよ。だから、二次試験勝負でした。試験の前日は割と落ち着いていました。初日の最初の国語の試験では、手応えがありました。午後の数学が全然できなくて、試験中は浮き足だっていました。それで、一日目は、帰った後、誰ともしゃべらなかったですね。

二日目は、英語で、まずリスニングがすごくできました。これは、次の理科で決まるなって思いました。いい感じで最後の理科の試験もできました。だから、後期試験の対策は、予備校などの解答速報を見て、やらなくても大丈夫かなって思いました。
でも、そのわりには、発表当日の五分くらい前から緊張して、自分の番号を見つけたときは嬉しかったです。おじいちゃんおばあちゃんをはじめ、親戚一同に順番に電話をしていきました。
辻井くん :僕は、理科は余裕でした。生物は8割以上、化学も順調な出来でした。国語も簡単でしたね。京大の国語はいつもそんなに難しくないんです。今年の数学は、3割もあれば余裕で合格ですよ。
でも、入試は落ちたと思っていました。問題の見直しをしたらだめですねー。模範解答を見たら、どんどん不安になります。(取れたと思っていた)点数がどんどん減っていくんですよ(笑)。「あっ、ここも間違えていた」って(笑)。点数は減り始めたら、どんどん減り続ける。しかも、テストの配点がわからないから不安が膨らむんです。
だから、発表は、家のホームページで見たんです。まず、パソコンを疑いましたね。「これはうそやろ」って。それで、大学まで掲示板を見に来たんです。夕方だったんで人はほとんど居なくて。番号があって、さすがに(合格を)信じました。
南さん :フリーステップの後輩に一言お願いします。
中川くん :毎日こつこつと少しずつの努力が結果につながることを信じて(勉強を)やらないとだめですよ。
そして、成績が伸びないときは、自分が受けた模試の分野別の得点をちゃんと見て、自分の弱点を把握して、そこをしっかり勉強してください。僕も、がむしゃらに勉強をして、ある程度まで成績は伸びたけど、そこから伸びないときもありました。でも、この自分の弱点分析を実行したら、そこからさらに伸びました。
佐竹くん :僕は、細かく勉強の目標を立てていました。長期の目標は京大合格で、その他に毎日の目標を立てていました。「今日これが終わるまでは寝ないでおこう」とか決めていました。計画を立てるのは、絶対によいことだと思います。いつまでにこれを終わらせるとか、参考書はここまでやるとか、計画を立てていると楽しくなってくる。目標を立てて それを達しきると楽しいですし。ノートや手帳みたいなものに計画を書き込んでいましたね。
辻井くん :勉強は、最初が大切やと思います。特に中学を卒業して高校にはいるまでの時期が特に大切だと思います。高校に入って一回目の試験で成績が良かったら次から落とせなくなるし。みんなから追いかけられると、抜かれたくないという気持ちになれます。最初によいスタートが切れれば、良い高校生活が送れると思いますね。
南さん :今日は、どうもありがとうございました。
