■最初に学習内容の全体像をつかんでおくことは大切だ
勉強において大切なことは、最初にその全体像をつかんでおくことだ。
勉強のやり方には二つの種類がある。
全体から入って部分に到達する方法と、
部分を積み上げていって、全体を把握する方法の二つである。
私は、全体から入る方が、絶対に良いと思っている。
なぜならば全体を知ると、自分がいま勉強している内容の位置付けがわかるからだ。
これは、実に大切だ。
勉強に限らず、新しく物事を習うとき、それが全体の中でのどの部分に相当しているのかを知らないで学ぶのは、大変不安に感じるものだし、その部分を学ぶ意義や重要性が見えてこない。
これから勉強していく学習内容の全体像を、
できる限り早めに知っておくようにすることは大切だ。
これは、数学でも、世界史でも、生物でも同じだ。
学年が変わって教科書をもらったらすぐに、
その教科書を最後までざっと目を通しておければ理想的だ。
そのときに内容の理解までしようとするのは、もちろんどだい無理だ。
そうではなく、科目全体の「雰囲気」、これからどういったことを、学んでいかなければならないのかをイメージしておくのだ。
具体的な内容が、分かるかわからないにかかわらず、前もって全体像をイメージしておくことは、その後の学習に効果的である。
それぞれの科目の「あらすじ」を知っておくという感じだ。
日本史や世界史、地理、化学や生物、地学、それらの科目は、カラーの図表集を学校でもらうだろう。それを見ておくのも良い。
■自分が学習する内容の全体像を早めに知っておこう
フリーステップ香里園駅前教室チーフ 松本克彦