小学生・中学生・高校生対象の学力アップ・中学受験・高校受験・大学受験志望校合格を目指す個別指導の学習塾

子どもたち自身に幸せで楽しい人生をおくれる力を身につけてもらいたい

ブロックマネージャー

中村貴志先生

自分を動かすことというのは本当はすごく簡単なこと

  学習プランナーからのメッセージとして子どもたちに伝えたいことは何か。
 何よりも思うことは子どもたちに幸せで楽しい人生を送って欲しいということだ。
 では、幸せで楽しい人生とは何か。  あくまでも個人的な見解ではあるが、本当の幸せや楽しさというのは目の前の困難を乗り越えたときや、自分の夢や困難に向かって努力を積み重ねているときに感じるのだと思う。幸せだ、楽しい、と思えることは意外に一瞬であったり、振り返った時に思うことが多いのではないだろうか。
 決して楽に生きることや、困難がなく生きることが幸せで楽しい人生ではないと私は思う。人生は幸せや楽しさよりもむしろ困難や辛いと感じることの方が多い。それらを嘆いても、悲しんでも何も変わらない。自分以外の人や物事からの影響で幸せや楽しさを感じさせてもらうこともあるとは思うが、これは自分から求められるものでもない。自分自身がどう感じるかどう動くかが重要なのである。
 よく子どもたちに「先生は他人や物事に何かをお願いしたり、求めたりしてもなかなか自分の思い通りに動いてくれないと思っているよ。先生は神様でもなんでもないし、偉くも何もないからね。でも自分は自分の命令に従ってくれる。動く、動かないは自分が判断しているはずだから。自分を動かすことというのは本当はすごく簡単なことだと思うよ。」と話をしていた。
 つまり、学習プランナーからのメッセージとして子どもたちに伝えたいことは、子どもたちに幸せで楽しい人生を送って欲しい。そして、子どもたち自身に幸せで楽しい人生をおくれる力をつけてもらいたいということだ。
 ここからは少し自分の人生を話させていただきたい。
 私が教育に携わる仕事をしたいと考えるようになったのは小学校高学年の頃だったと思う。
 最初の動機は理由の分からない校則を強制したり、面白くない授業をする学校の先生が嫌いで、自分ならもっと子どもの気持ちを分かってあげられる先生になれるのではないかという思春期にありがちなものであった。
 しかし私は教育に携わりたいという漠然とした夢はあったものの小学生のころからほとんど勉強をしておらず、中学生のころはそこそこ勉強した記憶はあるが、高校生になるとクラブや趣味のバンド活動ばかりしていた。
 勉強が出来なかったのではなく「考える」ことも「実際に行動する」ことも、またそれらを「続ける」こともしていなかった。
 自分の夢である「先生」という職業に就くためには教員採用試験に合格しなければならないこと、何よりも子どもたちに教えるために自分自身勉強が出来なければいけないということは分かっていたが、友達と遊ぶことや、趣味のバンド活動、ゲーム、テレビなど目の前の楽しさばかりを追いかけていた。本来クラブや趣味のバンド活動から「考える」「実際に行動する」「続ける」ということも学べたのだが、壁にぶつかるとすぐに諦めて、その時の自分に出来る範囲で行っていた。
 いつもほんの少しの努力と周りの人の助けで生きている状態であり、これからもそれでなんとかなると考えていたと思う。
 現実に自分の将来が不安になってきたのは大学を卒業し教員採用試験も落ちた頃だったと思う。しかし友達が社会人として就職していく中で小さな個人塾のアルバイトなのか就職なのか分からないような生活を始めた頃の自分はまだまだ甘かったと思う。
 最初は塾一本で生活出来ていたが、生徒数の減少で給与をほとんどもらえず3年後には朝から昼まで配膳のアルバイトをしてから塾に出勤、生徒が理解出来なければ何時までも残す塾であったので終電では帰ることが出来ずバイクで1時間かけて帰宅、夜中は次の日の予習をする、しかも講師がいなかったので5教科、全学年の予習をしなければいけないので睡眠時間もない、という非常に過酷な生活をしなければいけなくなってしまった。
 1日中働いているのに公共料金や家賃が払えない、この21世紀の日本で明日ご飯が食べられないかもしれない不安で眠れないという貴重な経験をすることが出来た。今でこそ笑って話せるがこのころのことを思い出すのは本当につらい。
 しかし生活がどんなに苦しくても「先生」という仕事を諦めなかった。
 その理由は今まで何も最後までやり切ることがなかった自分の生き方への後悔。また、周りの人と比べると遅かったが、そのような生き方をしても何も得ることが出来ないということが分かってきていたこと。しかし、一番の理由は何よりも自分の夢であった「先生」という仕事を出来ていることが楽しかったからである。辛かったが幸せであった。
 色々な事情がありその小さな個人塾を退社し、成学社に入社後個別指導部で「先生」という仕事を続けてきた。そして現在はブロックマネージャーの仕事をするために教室から離れている。
 教室にいるときは生徒たちに勉強を通して「考える」こと「実際に行動する」ことや「続ける」ことの大切さを伝えようとしてきた。簡単に手に入るような楽しさではなく、人生の本当の楽しさを伝えようとしてきた。自分のように遠回りするのではなく、子どもたちには出来るだけ最短で生きる力を身につけて欲しかった。
 直接子どもたちと接する機会が減ったことは寂しく思うが、エリアマネージャー、教室 学習プランナー、非常勤講師を通してより多くの子どもたちに伝わるようにこれからも努力していきたいと思う。子どもたちに幸せで楽しい人生をおくれる力をつけてもらえるように、まず自分自身が努力していかなければいけない。

※本文中の赴任教室名・部署名は原稿当時のものです。現在とは異なる場合があります。

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