小学生・中学生・高校生対象の学力アップ・中学受験・高校受験・大学受験志望校合格を目指す個別指導の学習塾

学生時代の努力はすべて、社会人に必要な力につながっている

北大路教室 学習プランナー

富山元彰先生

挑戦したいこと:乗馬
尊敬する人:藤田まことさん
悩み:方向音痴だと最近気がつきました(笑)

「試練は乗り越えられる者にしか訪れない」

これは儒学者孟子が唱えたある一節です。古くは吉田松陰も愛唱したとされ、私自身も心に留めている言葉です。特に最近はこの言葉の深さをより感じるようになりました。私もだんだん歳をとっているということですね(笑)。

さて、当然のことながら試練は大人だけに訪れるものではありません。生徒たちには『勉強』という大きな試練が立ちはだかります。毎日学校やフリーステップの授業の中で新しい単元が出てくるたびに「これは大事やで絶対覚えとくんやで」といった学習指導を受けます。
そして、次から次にやってくる「これ覚えときや」に我慢できなくなった生徒たちは一様に「勉強イヤや」「勉強ってする意味あるん?」といった言葉を口にします。私も何度この質問を生徒からされたでしょうか(苦笑)

こういった勉強に対してネガティブな考えを生徒が持っている場合、少しでも前向きな気持ちへと導いてあげるにはどうすればよいのか。
それはやはり、学生時代に勉強をする意味や受験勉強する目的を生徒自身にはっきり理解させてあげることだと思います。そして、生徒がこのことを理解してくれたとき「勉強しよう!」という一歩を踏み出せるのです。何事もはじめの一歩が肝心。一歩踏み出せばおのずと足は動き出します。
今回は勉強への第一歩となるようエールを込めて、普段は教室で生徒に伝えている私からのメッセージを書いていきたいと思います。

では、まず学生時代の勉強とはいったいどんな力を鍛えて伸ばすことが目的なのでしょうか。私が考えるには
①記憶力を徹底的に強化すること
②自己分析力と目標設定能力を身につけること
大きくこの二点だと思います。

①の『記憶力』については学生時代の勉強ほど記憶力を鍛える絶好の場はないと言えます。
特に受験勉強における記憶力というのは、ずいぶん先(1~3年後)まで習ったことを憶えておく力です。よく生徒は「歴史の年号や数学の関数なんて将来役に立たへんやん」と言いますが、大事なのはその単元が役に立つかどうかではありません。
長期間にわたって物事を憶えておく力こそが、学生時代に養っておくべき能力なのです。いざ就職して「私は記憶力が悪いので色々なことをすぐに忘れてしまうんです」などと言っていられるでしょうか。もちろん言っていられないですよね。

②の『自己分析力』とは自らを客観的に分析し課題を見つけ出す力です。
受験勉強とは人生で初めて個人が主体となって取り組む勉強です。
「自分はこれが得意でこれが苦手だ。だからこういう作戦で受験に挑もう」というように自分自身の長所と短所を認識し、ゴールに向けた努力の方向性を自らで定める力は受験勉強において伸ばすことができるのです。
そして、自己分析力を高めていくと『目標設定能力』も身についていきます。
受験を機に自分の能力や特性と向き合って目標を掲げ、その目標に向かって全力で努力する。こういった目標設定能力はビジネスの世界においても必要とされる能力です。
なので私は常に生徒に「目標や志望校は高く設定しなさい」と言います。
ここに今の偏差値で行けそうな学校だけを志望校としている生徒がいたとします。するとこの生徒は自分なりにあれこれ対策を練ったり、やり方を工夫したりするチャンスをみすみす逃してしまいます。 だからこそ目標は大きくドーンと掲げるべきなのです。
現在の自分の能力を把握し、どのように努力すれば成功するのかを模索することは受験勉強から得られる貴重な経験です。これは仕事において、自らが置かれた状況で与えられた課題にどのように対処していくのかを考える力に通じます。

最後に

ここまで私が考える『勉強する意味や目的』について書いてきましたが、生徒に全てが伝わるかというと正直難しいかもしれません。 しかし、もし学生時代の勉強を疎かにしてこれまであげたような力を身につけていない場合、はたして社会で通用する人材となりうるでしょうか。
近年、学歴社会は崩壊したという話を聞いたりもします。もちろん私も学歴が全てだとは思いません。でも、面白くない勉強に我慢強く耐え進学してきた生徒なら、勉強より遥かに忍耐を必要とする「仕事」というフィールドでも力を発揮することはきっとできるはずです。
私が生徒に「勉強はイヤやろけど今せなあかんねん!」と言い続ける理由はここにあります。

そして、いつも私が強く願っているのは生徒が勉強に限らずどんなことにも「とにかくやってみよ!」「やってみなわからん!」というチャレンジ精神を持ち続けて欲しいということです。
この決意を持って一歩踏み出せば成功への道が必ず拓け、どんな試練も乗り越えられるはずですよ!

※本文中の赴任教室名・部署名は原稿当時のものです。現在とは異なる場合があります。

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