2022年度 中学受験ガイダンス データ分析回 実施レポート
2022.06.15
中学受験を検討されている生徒・保護者の皆様にとって、受験では勝負の分かれ目といわれる夏が近づいてまいりました。開成教育グループでは5月14日(土)に開成教育グループ 個別指導統括本部主催『中学受験ガイダンス~データ分析回・関東』『中学受験ガイダンス~データ分析回・関西』をオンライン配信にて実施しました。
当日はウェビナー配信を行い、参加者には「今何年生ですか」、「中学受験を決めたのは何年生の時ですか」など適宜アンケートを取り、アンケート結果を参加者で共有しながら会を進行していきました。
※当日の資料
2022年度中学入試におきましても、フリーステップ生は私立中学入試第1志望合格率が80.1%を達成致しました。
その実績を支える1つが、フリーステップ教育技術研究所に蓄積された豊富な受験データです。その豊富なデータの中、2022年度の入試結果や最新の入試情報、実際の代表的な中学入試問題、夏休みを中心としてこれから秋までの学習の流れについてお伝えするのがこのガイダンスの目的です。
① 2022年度最新入試結果では2022年度の入試結果と2023年度入試の最新情報を提供し、中学受験の志望校、併願校選びの参考になるような説明を行いました。
② 中学入試問題を解いてみようではお子様と保護者が中学入試問題とは実際どういう問題なのかを体験できるようなワークを混ぜて説明を行いました。
③ これから秋までの過ごし方では夏休みを含めて今後1年の流れやカリキュラムなどを学年別に説明し、特にこらから来る夏休みの内容を重点的に説明しました。
① 2022年度最新入試結果・大学附属校の人気
※当日の資料
スライドは関西の例になりますが、関東では早慶GMARCH系列、関西では関関同立系列などの人気大学の附属校が人気を集めています。2022年度入試では各校昨年と比較して多少の増減はありますが、これまでの推移をみると依然として志望者、受験者が多い傾向にあります。理由としては附属校に入ることで大学受験を回避したい、私立大学に対する定員厳格化により有名大学の難化傾向にある大学入試を回避したい、各附属校が行っている多様な教育観に基づく、充実した教育を受けさせたい、と考えるご家庭が増加しているからと推測できます。
① 2022年度最新入試結果・選抜方式の多様化
※当日の資料
※当日の資料
関東では2教科型、4教科型、関西では2教科型、3教科型が一般的ですが、入試の科目として英語を選択できる中学校が増加しています。また、関東・関西において、2021年度入試では入試科目として英語を必須にする入試や算数または国語1教科型入試なども見られました。その他、入試での英語の科目はなくとも、英検の得点化をしたりする学校もあります。英語を入試科目として選択できたり、必須とする入試を実施している学校は関東において特に増加傾向で、今後も増えていくものと思われます。ただし、すでに受験勉強を始めている生徒にとっては算数・国語・理科・社会に加えて英語を入試科目として追加するのは、大きな負担が増えることにもなりますので、しっかりと考えた上で、英語を入試科目にするかは考えたほうが良さそうです。
その他、適性検査型や思考力型など大学入試改革に影響を受けている入試方式も増加傾向にあります。
②中学入試問題を解いてみよう・2022にまつわる算数問題
※当日の資料
このコーナーではお子様向けに算数の計算問題や一行問題を何題か紹介し、実際に参加されているお子様に解答してもらい、中学入試問題と小学校の問題との違いや今後どういったことを勉強していくかを説明しました。
③これから秋までの過ごし方・1年間の学習予定、流れと夏休みの過ごし方
※当日の様子
1年間の勉強の流れを4年生~6年生まで学年別に説明しました。入試問題を解くための必要事項の単元別の学習は小6の夏休みまでに終え、夏休み以降は弱点単元の集中的な復習、問題形式別の演習や過去問題を使った実践的な演習を行うことが理想的な学習スケジュールになります。夏休みは比較的まとまった勉強時間が取れるため、必要な事項の単元別学習に遅れがある場合はその遅れを挽回する機会、不安のある単元・弱点となっている単元の復習などを行う絶好の機会になります。フリーステップでは夏休みの授業数や科目バランスを個人ごとに調整可能で、授業では解答の根拠を生徒本人が講師に説明して理解度を確認するといった発問型指導を行っています。フリーステップの夏期講習をうまく活用することで普段よりも効率的な学習をすすめることが可能になり、秋からの実践演習にスムーズにつなげられます。是非ご利用ください。
- 中学受験の知識が全くなかったのでデータや傾向が知れてありがたかったです。
- 学校の特色、それに合わせた準備など具体的な内容だったので良かったです。
- まだ塾に通わせているだけで、私自身がぼんやりした感じなので身が引き締まりました。
- 志望校選び、滑り止めの検討を早く行うことが大事と言うのが子供に伝わったと思います。
- 子供のやる気につながったと思う。
- 子供が危機感を持ってくれた。夏休みの過ごし方のイメージをつけさせることができた。
- 子供が挑戦出来るような問題などがあり、後で子供に解かせてみよう思います。
アンケートでは97.8%の方から今回のガイダンスについて満足といった内容のご回答をいただけました。今回の内容が今後、中学受験の志望校、併願校選びの参考、今後1年の流れなどをあらかじめ理解しておくことにつながればと思います。
開成教育グループでは今後もこのようなガイダンスを通じて小学生、保護者の皆様を授業だけなく、情報提供なども通じて今後も全力でサポートしていきます。
※掲載されている情報は、発表日現在のものです。
その後、内容が変更になっている場合がありますので、あらかじめご了承ください。