ぼくは、コツコツやるのが苦手なタイプです。大好きな野球でも地道な練習が嫌いで、いつも派手なプレーをするのが好きでした。勉強もわからないところを重点的にするのではなく、わからないまま放ってくという負の連鎖でした。しかし、地道にコツコツということがとても大切なことなんだと教えてくれたのは野球では春季大会、勉強は受験勉強でした。
そもそも受験勉強を始めたのは受験の2ヶ月前、9月上旬のことでした。なぜそこまで遅かったかというと、夏の近畿大会で優勝し全国大会に出場していたからです。2つ目はぼくの極度の塾嫌いです。最後はゲームが好きだということです。一つ目について、春季大会で延長15回サヨナラ負けを喫し、とても悔しい思いで夏まで練習をコツコツと頑張ったため、全国に出ることができました。2つ目について、小学生時代にKUMONで学習していたこともあり、新しいやり方に不安があったからです。そして、塾に行ったら負けという意味不明の感情もあったからです。今思えばただの食わず嫌いだったなあと思っています。3つ目について、これはもう完全に自分の心の弱さです。時間があればゲーム。その時間にちゃんと勉強していればあの2ヶ月苦労することがなかったと思っています。
2ヶ月しか猶予がなく、先生方は授業のたびに大変な思いをされていたと思います。コツコツしていなかったため中学生のときの内容を忘れて何回も同じことを聞いて同じことを言わせてしまいました。こんな問題児他にはいないとおもいます。なので申し訳ない気持ちでいっぱいです。こんなぼくをたったの2ヶ月で合格させていただき、どうもありがとうございました。
ぼくは今、空の上でこれを書いています。先生方のお力がなければ飛行機で帰省することもなかったし、友だちと遊びにいくこともありません。本当にありがとうございました。
【保護者からのメッセージ】
部活第一で、志望校すら決まらないまま夏休みに突入。想定内だったので、私が資料請求や情報収集をしておき、本人が決める形を取りました。
危機的な成績で入塾したにも関わらず、2ヶ月半での合格は、先生方のご指導と野球で培った体力と集中力の賜。私が心掛けたのは、普段通りの生活とスマホを触らない事でした。