小学生の時から、高校は北千里に行きたいと思っていました。何故なら徒歩15分の近所であり漠然とした親近感があったからです。
そんな北千里高校にわりとすんなり入れた私だが、入れたのにはそれなりに理由があると思います。
まず1つ目は、絶対に受かりたいという強い意思です。この意思が怠けがちな私を1日中机の前に座らせました。ではその意思はどこからきたのだろうか。
私は人に「どこの高校いくの?」と聞かれる度必ず「北千里高校」と答えていました。友達とも、「一緒に北千里行きたいね。」といった話をしていました。あれだけ北千里北千里と言っていたのに落ちたら格好つかないと思いました。私はそれが結構嫌だったので意地でも受からなくてはいけなかったのです。
そして2つ目、勉強が嫌いでなかったむしろちょっと好きかもしれないまであったことです。
私の友達は何故かめちゃくちゃ頭が良い人ばかりだった。だから勉強は日常であり当然なので、抵抗感や忌避感が一切なかったです。
また勉強している間はその他が多少疎かになっても許されたので免罪符としても私にとって勉強は都合の良いものでありました。
これら2つの決して純粋とは言えない理由から、私は日々ちょっと頑張って勉強し、悠々自適に入試に臨みました。
実際の入試は拍子抜けな程簡単でした。
そして合格発表当日、落ちる訳がないと豪語していた私も、流石に少し不安を感じました。しかしそんな不安も束の間、運動場のフェンスに張られたいくつかの紙の内の1枚、その1番右上に私の受験番号は当然のように書いてありました。私は合格しました。
【保護者からのメッセージ】
晄奈子へ
北千里高校合格おめでとうございます。
晄奈子の事を近くで見ていて気付いた事があります。
それは、塾だけでなく自宅でも勉強に励んでいましたが、その取り組む姿勢がとても良いと言う事でした。
日々の生活でスマホやパソコンを触ってゲームをしたり、一緒に旅行などのお出かけもしていたのですが、そう言った生活の中でも勉強に対する優先度が高く、勉強しなければならない、と言うよりは勉強をしたい。そう思っている様に映っていました。
以前に晄奈子と会話した中で、今まで解けなかった数学の問題が解けるようになった事が嬉しかったです。そんな気持ちを聞かせてくれました。
これまでに出来なかった事が出来るようになりそれを嬉しく思う。
自身の成長に喜びを感じる事は、生きていく上でとても大事な事です。その喜びを何歳になっても忘れないようにして下さい。年齢に関係無く、新しい事にチャレンジし常に成長する事を心掛けてください。
これから生きていれば、今までにない喜びや成功も有るでしょう。それとは別に失敗や挫折、悲しい事も有るでしょう。そんな人生においても、常に前に一歩、踏み出す勇気を持ち、自分の成長を大事にしてください。目標に向かって取り組み、見事に成し遂げた晄奈子を誇らしく思います。
合格おめでとう。