私が入塾したのは高校2年生から3年生にかけての春期講習からで本来なら焦らなくてはならない時期でした。しかし私は受験に対してよく分からない自信で溢れ、やればできるだろう、そう考えていました。受験に対して軽い発言を繰り返していたため、チーフや親はこの子大丈夫だろうかと頭を抱えたことだと思います。この自信は自分でも驚くことに夏が終わっても続いていました。ただこの自信は、成績が上がらないことに直面した時、崩壊を迎えました。ぼちぼち勉強をしていたのにも関わらず、成績は停滞。行く大学を失う寸前までにも来ていました。この成績停滞の原因に気づくことができたのは遅くも11月の終わり。それまで暗記を完璧にしないといけないということが原因でした。暗記は遅くても夏までに、2学期からはひたすら演習と言われていたのを無視していたのです。自信に見え隠れしていたこの原因を知った私は勉強方法を一転させひたすら演習をするというスタンスに切り替えたのです。するとそこから追い上げが始まります。テストを解くコツをとらえることができ、今まで止まることもあった手は、止まることを忘れていきました。そしてここから受験本番まで、自分は日々進化していることを身に染みて実感しており、追い上げは異常なくらいであったと思ってます。
これが私の長くて短い受験の1年でした。色々な先生方やチーフに支えられここまで来れたことに感謝してもしきれない程です。私は幸せ者です。また、受験に関してなかなかの問題児であった自分を許してください。これから受験をする高校生の皆さんは、本気になれる受験校を見つけ、そのためのモチベーションになる全力の理由を探してください。その理由は、勉強のモチベーションになるなら何でも良いのです。